第716回.『時には歩くより まず走れだ』は英語で何と言う?『助動詞』について解説
映画『アイアンマン』(2008年)より
原題『Iron Man』
問題
トニー・スターク / アイアンマン(ロバート・ダウニー・Jr)
Sometimes you gotta run before you __ walk.
吹替:時には歩くより まず走れだ
字幕:時には歩く前に 走らねばならない
訳 :時には歩く前に 走らなければならない
__に入るのはどれでしょう?
①can
②will
③must
映画のシーン
映画:アイアンマン
シーン:トニーがアイアンマン・マーク2の飛行テストをするシーンです。マーク2で飛び立とうとするトニーに対して、ジャービスが「飛行前には計算が必要で…」と制止するのですが、トニーは制止を無視して飛び立ちます。こういう自信家なところがトニーらしくていいですよね。
答え
正解は①canです!
トニー・スターク / アイアンマン
Sometimes you gotta run before you can walk.
吹替:時には歩くより まず走れだ
字幕:時には歩く前に 走らねばならない
訳 :時には歩く前に 走らなければならない
詳しい英語の解説
助動詞:can
意味:~することができる(可能)
助動詞:will
意味:~するつもりだ、~するだろう(未来)
助動詞:must
意味:~しなければならない(義務)
いずれも助動詞であり、文中での使い方は同じです。
セリフは『歩けるようになる前に』といった意味になっており、可能の意味を持つcanを使っています。
Sometimes you gotta run before you can walk.
訳:時には歩けるようになる前に 走らなければならない
接続詞:before
意味:~する前に
beforeは他にも前置詞や副詞として使うこともできます。前置詞の場合はその後に名詞・名詞句などが置かれ、副詞の場合は主にbeforeのみで使います。
セリフではbeforeの後に『you can walk』という1文・節が置かれているため、接続詞として使われていることが分かります。
Sometimes you gotta run before you can walk.
訳:時には歩く前に 走らなければならない
助動詞表現:have got to
短縮形:gotta
意味:~しなければならない
『have got to』を短縮形にするとgottaとなります。そして、この短縮形gottaは主に口語で用いられます。
『have to』とほぼ同じような意味を表します。to以降は不定詞となるため、動詞の原形が置かれます。
Sometimes you gotta run before you can walk.
訳:時には歩く前に 走らなければならない
最後に
今回はここまでです。マーク2のテストをするシーンは、この後の『Records are made to be broken.:記録は破るためにある!』というセリフもお気に入りです。
トニーの名言といえば『I am Iron Man.:私がアイアンマンだ』が思い浮かぶと思いますが、この『時には歩くより まず走れだ』や『記録は破るためにある!』もトニーらしさ全開で、個人的にかなり気に入っている名言です。
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映画『アイアンマン』よりトニー・スターク
Sometimes you gotta run before you __ walk.
吹替:時には歩くより まず走れだ
字幕:時には歩く前に走ることが必要なんだ__に入るのは?
can, will, must
トニーらしいセリフでお気に入り pic.twitter.com/AzVQ64CfSj— アキラの英語解説『マーベル&映画&アニメ』 (@Ironman_English) July 28, 2023
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【ガーディアンズ】挿入歌『Dog Days Are Over』より、『like』の品詞について解説【マーベル映画のセリフで英語の問題】
参照:アイアンマン
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(参照2023/09/11)
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