第743回.マーベル映画のセリフで『there is(are)構文』を解説
映画『アベンジャーズ/エンドゲーム』(2019年)より
原題『Avengers: Endgame』
問題
ネビュラ(カレン・ギラン)
Rhodey, careful on re-entry.
字幕:ローディ 注意して
There __ an idiot in the landing zone.
字幕:バカが座ってる
訳 :着地地点にバカがいる
__に入るのはどちらでしょう?
①is
②are
映画のシーン
映画:アベンジャーズ/エンドゲーム
シーン:スコットがベンチでタコスを食べようとしているところに、ネビュラとロケットが乗った宇宙船が帰還するシーンです。
宇宙船の着陸の風圧でタコスが吹き飛ばされたり、ネビュラにバカ扱いされたり、ローディの着地に驚いてタコスを落としてしまったりと散々な目に遭うスコットがかわいそう…
答え
正解は①isです!
ネビュラ
There is an idiot in the landing zone.
字幕:バカが座ってる
訳 :着地地点にバカがいる
※ there’s = there isの短縮形
詳しい英語の解説
there is[are] ~
意味:~がある、~がいる
『there+be動詞』の後に存在している人や物(名詞)を置きます。be動詞は後に続く名詞が単数か複数かによって変わります。
セリフでは『an idiot:バカ』が置かれています。冠詞anが付いており、単数の名詞なのでbe動詞にはisが使われています。
There is an idiot in the landing zone.
訳:着地地点にバカがいる
単語の解説
名詞:idiot
意味:バカ、アホ、まぬけ
ネビュラは他の作品でも何度かこれを言っていますね。もしかして口癖なんでしょうか?
名詞:landing
意味:着地、着陸、上陸
セリフでは『landing zone:着地地点』として使っています。
名詞:re-entry
意味:再入場、再突入
最後に
今回はここまでです。初対面なのにネビュラのストレートな罵倒がひどい…
there is(are)の文は後に置かれる語によってbe動詞を選ぶ必要があるので気を付けましょう。単数の場合は冠詞a, anが付いているかを確認すると分かりやすいです。
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(参照2023/11/01)
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