映画『キャプテン・マーベル』(2019年)より
原題『Captain Marvel』
この記事では映画を題材にして、楽しく英語を学べます!
こんな人向けの記事です
・映画を英語で楽しめるようになりたい!
・日本語字幕なしで映画を見たい!
・好きな映画で英語の勉強をしたい!
映画『キャプテン・マーベル』のセリフを使って、関係代名詞の使い方を解説します。
関係代名詞は基本、主格・目的格・所有格とありますが、今回のセリフは目的格のセリフを紹介します。関係代名詞はしょっちゅう英会話に登場するので慣れていきましょう!
難易度:中学レベル
キャプテン・マーベルの名言・セリフ
キャプテン・マーベルのセリフ
Everything that I knew was a lie.
私が知っていたことは全て嘘だった!
everything:全て・すべて
that:関係代名詞 ※thatは『あれ』と訳すこともありますが、今回は関係代名詞です。thatは色んな使い方があるので注意しましょう。
knew:知ってた knowの過去形
was:am, isの過去形
lie:嘘
主人公である、キャプテン・マーベルは、自身の記憶をなくしてから、クリー人のスターフォースに所属し上司のヨン・ロッグをしたって生きてきたのにもかかわらず、それらがその上司ヨン・ロッグによって作られた嘘だと分かって、これからどう生きていくか悩んでいるときのセリフです。
空軍時代の友達であるマリア・ランボーやその娘モニカ達は過去のキャプテン・マーベルを知っていて、そんな自分の過去の人たちに支えられて前を向いていくキャプテン・マーベルに惹かれていきますね。
英語の解説
1.関係代名詞とは?
関係代名詞を使うことで、共通な人・物が存在する2文を1文にできる。関係代名詞節が先行詞を修飾する。
関係代名詞のイメージは、2文目を形容詞として扱って、1文目の名詞を修飾するイメージです。
2.関係代名詞部分
Everything that I knew was a lie. 私が知っていたことは全て嘘だった!
名詞部分のEverythingを、関係代名詞部分の that I knewが修飾しています。
Everything that I knew:私が知っている全て
3.関係代名詞になる前の2文
関係代名詞は、もともと2文だったものを1文にしたと考えましょう。関係代名詞を理解するうえで、2文が1文になったイメージが大切です。
1文目:Everything was a lie. 全て嘘だった。
2文目: I knew it. 私はそれを知っていた。
共通な単語:Everythingとit
代名詞itがある文を、関係代名詞節にする。
共通な単語が、物のEverythingとitなので、itをthatに置き換えてます。
(このセリフでは、指定の表現があるEverythingが使われたので、thatが好ましいです。※共通な単語が物の場合は、whichかthatで置き換えます。)
I knew it ⇒ I knew that ⇒ that I knew
2文から1文にする
Everything that I knew was a lie. 私が知っていた全ては、嘘だった!
※関係代名詞の目的格の場合、関係代名詞のthatを省略可能です。主格の場合は省略が出来ません。省略できるかできないかが、目的格と主格の一番の違いでしょう。
省略した場合
Everything I knew was a lie. 私が知っていた全ては、嘘だった!
問題
次の関係代名詞を含んだセリフを訳してみよう!
スパイダーマンのセリフ
I want to go back on my trip with the girl whom I really like.
映画『スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム』より
ミステリオにスパイダーマンが悩みを相談しているときのセリフです。
ロケットのセリフ
I lost the only family that I ever had.
映画『アベンジャーズ/エンドゲーム』より
タイムトラベルをし、過去のアスガルドにて、ソーに対して言ったセリフ。
モルドのセリフ
Forget everything you think you know.
映画『ドクター・ストレンジ』より
モルドが、ストレンジをエンシェント・ワンに会わせるときに言ったセリフです。こちらは字幕がとてもよかったセリフです。直訳と字幕で比較すると楽しいセリフになっています。
答え
次の関係代名詞を含んだセリフを訳してみよう!
スパイダーマンのセリフ
I want to go back on my trip with the girl whom I really like.
字幕:好きなこと夏休みを満喫したいんだ
直訳:僕は、好きな女の子と一緒の旅行に戻りたい。
一見長いセリフですが、whom I really likeが関係代名詞部分です。訳すときは関係代名詞部分で分けることでちょっとずつ長いセリフを訳せるようになります。こういったセリフから、ピーター・パーカーいわゆる、スパイダーマンが高校生ヒーローであることが伝わってきますね。学業・恋愛・ヒーローの3つを頑張らないといけない!
詳しい解説はこちらで丁寧に解説しました。
ロケットのセリフ
I lost the only family that I ever had.
俺は、俺の唯一の家族を亡くしたんだ。
that I ever hadが関係代名詞部分です。このセリフも今回同様にonlyという特定する意味を含んだ単語を使っているので、関係代名詞はthatを使いたい。
母を失ったことを思い出したソーに対して、お前だけじゃないんだ、家族を失ったのは…と伝えたロケット、ロケットにとって気づいたらスターロードたちも家族になっていたんですね。
詳しい解説はこちらで丁寧に解説しました。
モルドのセリフ
Forget everything you think you know.
字幕:常識はすべて捨てろ!
直訳:お前が自分が知っていると思うことを、すべて忘れろ!
字幕がとても短く、わかりやすいですね。このセリフを聞いたときは、自分に言われたような気持ちになりました。とても好きなセリフです。
you think you knowが関係代名詞部分です。このセリフは、記事で紹介した、キャプテン・マーベルのセリフと同様に、everythingを関係代名詞が修飾をしていますね。いろんな関係代名詞の表現がありますが、体感ですが先行詞がeverythingのことが多い気がする。もしかすると、everythingを使ったセリフがカッコよく聞こえるのかもしれませんね。
詳しい解説はこちらで丁寧に解説しました。
最後に
関係代名詞を解説しました。これを中学3年生に習うと思います。苦手な人が多い単元なイメージがありますが、使いこなせるととっても便利な関係代名詞です。映画のセリフで慣れ親しむことが経験値となっていくと思います。ちょっとずつちょっとずつで良いので、色んな名言を覚えていくと良いと思います。
英語のような語学は、使い方を理解することも大切ですが、先にセリフを覚えてしまってから、使い方を理解するのも良いと思います。
私は英語がもともと苦手でしたが、英語が得意になった過程は映画の好きなセリフを覚えることからでした。このサイトではいろんなカッコいいセリフを紹介していくので、映画・マーベル好きの方たちに楽しく覚えていってもらえると嬉しいです。
この記事が、読んでいただく方々の英語への興味や関心に繋がったり、英語が楽しく感じるキッカケになってほしいと思い、記事を書きました。今後もこの気持ちで、英文を読み取ることでわかる心境や、心に響くかっこいい名言を探し紹介し、更に英語の勉強にもなるよう解説していきたいと思います。
DVD:キャプテン・マーベル
https://marvel.disney.co.jp/movie.html
(参照2019/09/15)
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