映画『アベンジャーズ』(2012年)より
原題『Marvel’s The Avengers』
映画『アベンジャーズ』の名言を使って、助動詞mustの使い方を解説します。
テーマは2つ。
1.mustの義務の意味
2.mustの確信の意味
の2つを紹介します。
難易度は中学レベルです。優しく解説していきます!
助動詞mustを使った名言・セリフ
ハルク/ブルース・バナーのセリフ
It must be strange for you, all of this.
ここのすべては、君にとって珍しいに違いない。
キャプテン・アメリカ/スティーブ・ロジャースのセリフ
Well, this is actually kind of familiar.
いや、なじみ深いよ。
シーンは、映画『アベンジャーズ』で、ハルクのバナー博士とキャプテン・アメリカのスティーブが、シールドの空母の上で会話をしているときです。バナー博士がキャプテンに対して、『空母の上の光景は、真新しいだろう?』という意味で上のセリフを言いました。おそらくバナー博士の気遣いでもあったのだと思います、キャプテンは60年もの間氷漬けだったので。しかし、キャプテンにとって兵士たちの姿はなじみ深く感じたのですね。
この時のキャプテンとバナー博士はまだ初対面ですこしたどたどしい感じもしますね。映画『アベンジャーズ』では多くのヒーローが一丸となってヴィランと戦いますが最初はまだ一丸となることは出来ていないシーンが目立ちましたね。バナー博士はそこまで角が立った行動はしませんが、トニーはすごかったですね。
英語の解説
1.助動詞のmust・義務
意味:~しなければならない
助動詞の1つであるmustは基本としてこの義務の意味で習います。しかし、このmustはこの義務以外にもいくつか意味を持っています。
今回のハルク・バナー博士のセリフはこの義務のmustではありません。
助動詞のmustに限ったことではなく、他の助動詞も複数の意味を持っています。今回の記事をきっかけに他の助動詞のいろんな表現を覚えてみましょう!
例)
映画『ブラック・パンサー』より
ブラック・パンサーのセリフ 最後の演説
We must find a way to look after one another as if we were one, single tribe.
映画の字幕:他者を受け入れ慈しみ合いましょう、人類は1つの民族として生きるのです。
直訳:私たちはあたかも1つの民族であるかのように、互いを支え合う方法を見つけなければなりません。
2.助動詞のmust・確信
意味:~に違いない
上で紹介した『~しなければならない』とは違う意味がmustにはあります。それが今回のmustの『~に違いない』です。
学校などでは上の義務の意味のmustをしっかりと習いますが、こちらのmustは馴染みがちょっと薄いと思うので映画でももちろんこちらの確信のmustも使われるのを確認しましょう!
ハルク/ブルース・バナーのセリフ
It must be strange for you, all of this.
ここのすべては、君にとって珍しいに違いない。
3.形容詞のfamiliar
意味:なじみのある
熟語でbe familiar with ~で、~に精通している。せっかくなので覚えてみましょう!
例)
Bruce Banner is familiar with Gamma Ray.
ブルース・バナーはガンマ線に精通している。
最後
助動詞mustは義務の使い方が有名でよくセリフでも使われているのも見かけます。一方、確信の使い方でのセリフは少ないと思います。そこで、今回は確信の意味のmustを紹介しました。私は自分が習った英語の表現が映画の世界でも使われているのをしると、覚えることが出来ました。表現どころか、セリフまでいつも覚えたりしちゃいます!
私は英語がもともと苦手でしたが、英語が得意になった過程は映画の好きなセリフを覚えることからでした。この記事ではいろんなカッコいいセリフを紹介していくので、マーベル好きの方たちに楽しく覚えていってもらえると嬉しいです。
この記事が、読んでいただく方々の英語への興味や関心に繋がったり、英語が楽しく感じるキッカケになってほしいと思い、記事を書きました。今後もこの気持ちで、英文を読み取ることでわかる心境や、心に響くかっこいい名言を探し紹介し、更に英語の勉強にもなるよう解説していきたいと思います。
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映画『アベンジャーズ』で学ぶ、ハルクの秘密・名言と、英語の難しい副詞の位置
DVD:アベンジャーズ
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(参照2019/07/22)
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