第907回.マーベル映画のセリフで『lifeの複数形』を解説
映画『ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス』(2022年)より
原題『Doctor Strange in the Multiverse of Madness』
問題
ウォン(ベネディクト・ウォン)
Sometimes, I do wonder about my other __ .
字幕:時々 別の人生のことを考えたりもする
訳 :時々 私は自分の他の人生について考えることがある
__に入るのはどちらでしょう?
①lifes
②lives
映画のシーン
映画:ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス
シーン:映画の最後、カマー・タージでストレンジに『幸せか?』と尋ねられたウォンが少し考えて『別の人生を考えることもあるが、この人生に感謝してる』と答えます。ウォンはストレンジが消えていた5年の間に至高の魔術師となっており、今回の出来事だけではなく、その間にも様々な苦難があったのでしょう。
答え
正解は②livesです!
ウォン
Sometimes, I do wonder about my other lives.
字幕:時々 別の人生のことを考えたりもする
訳 :時々 私は自分の他の人生について考えることがある
詳しい英語の解説
単数形:life
複数形:lives
意味:人生、生命
名詞life(ライフ)の複数形は、語尾の『-fe』を『-ves』に変えてlives(ライヴズ)とします。
このように『-f, -fe』で終わる名詞を複数形にする場合は『-f, -fe』を『-ves』に変える必要があるので注意しましょう。
Sometimes, I do wonder about my other lives.
訳:時々 私は自分の他の人生について考えることがある
livesは一般動詞『live:生きる、住む』の3人称単数現在形lives(リヴズ)とスペルが同じだという点にも気を付けましょう。
品詞が異なるので、文章では文法・文脈から名詞か動詞かを判断しましょう。また、会話では発音(ライヴズorリヴズ)でも区別できます。
『-f, -fe』で終わる名詞の例
語尾が『-f, -fe』になっており、複数形にする際に『-f, -fe』→『-ves』という変化をする名詞をいくつか紹介します。
knife → knives(ナイフ)
leaf → leaves(葉)
wolf → wolves(オオカミ)
shelf → shelves(棚)
wife → wives(妻)
※leaf(葉)の複数形は、動詞leaveの3人称単数現在形leavesとスペルも発音(リーヴズ)も同じです。なので、品詞の違いで判断しましょう。
例外となる名詞
語尾が『-f, -fe』になっていても、複数形にする際に『-s』を付けるだけの例外も存在します。これらはパターンに当てはまらないものとして覚えておきましょう。
belief → beliefs(信念)
roof → roofs(屋根)
giraffe → giraffes(キリン)
単語の解説
助動詞:do(does, did)
意味:本当に~する(強調)
助動詞doには動詞を強調する役割があります。3人称単数現在の文ではdoesを、過去形の文ではdidを使います。
動詞:wonder
意味:疑問に思う、考える
最後に
今回はここまでです。ウォンは今の人生を受け入れているようですね。自分の人生、幸せについて思い悩んでいるストレンジを元気づけようとした一言なのかもしれませんね。
複数形にはいくつか変化の仕方があります。『-f, -fe』→『-ves』の変化は今回紹介したlife以外にもleaf, knifeなどがよく使われるので気を付けましょう。
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参照:ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス
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(参照2024/06/12)
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