第1200回.マーベル映画のセリフで『助動詞』について解説
映画『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』(2014年)より
原題『Guardians of the Galaxy』
問題
ピーター・クイル / スター・ロード(クリス・プラット)
There’s another name (that) you might __ me by.
字幕:別の名前もある
訳 :あんたが俺を知っているかもしれない別の名前がある
__に入るのはどれでしょう?
①know
②knows
③knew
④known
答え
正解は①knowです!
ピーター・クイル / スター・ロード
There’s another name (that) you might know me by.
字幕:別の名前もある
訳 :あんたが俺を知っているかもしれない別の名前がある
詳しい英語の解説
助動詞:may
意味:~かもしれない
助動詞:might
意味:~かもしれない
『may』と『might』は『~かもしれない』という推量を表す助動詞です。
どちらも同じような意味で使われますが、『might』の方がやや可能性が低いことを表します。
助動詞なので、この後には動詞の原形が置かれます。セリフでは動詞の原形『know』が置かれています。
There’s another name (that) you might know me by.
訳:あんたが俺を知っているかもしれない別の名前がある
関係代名詞(目的格)
関係代名詞節:(that) you might know me by
意味:あなたが私を知っているかもしれない
関係代名詞節『(that) you might know me by』が先行詞の『another name』を修飾しています。
関係代名詞の目的格thatは省略することができ、セリフでも省略されています。
There’s another name (that) you might know me by.
訳:あんたが俺を知っているかもしれない別の名前がある
主節と関係代名詞節の英文を元に戻すと、それぞれ以下のような文になります。
主節:There’s another name.
訳:別の名前がある
関係代名詞節:You might know me by it.
訳:あなたが私をその名前で知っているかもしれない
主節の『another name』と関係代名詞節の『it』が共通した語となっています。
関係代名詞節の『it』は前置詞『by』の目的語であり、これが関係代名詞『that』と置き換わったため、文が前置詞『by』で終わる形になっています。
there is[are] ~
意味:~がある、~がいる
『there+be動詞』の後に存在している人や物(名詞)を置きます。be動詞は後に続く名詞が単数か複数かによって変わります。
セリフでは『another name』が置かれています。単数なのでbe動詞はisが使われています。(※短縮形『there’s=there is』)
There’s another name (that) you might know me by.
訳:あんたが俺を知っているかもしれない別の名前がある
単語・熟語の解説
know A by B
意味:AをBで知っている
形容詞:another
意味:もう1つの、別の
最後に
今回は『助動詞』『関係代名詞(目的格)』『there is』を解説しました。助動詞の後の動詞は原形というのを、しっかりと意識しておきましょう。
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(参照2025/06/27)
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