第981回.マーベル映画のセリフで『SVO+不定詞』を解説
映画『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』(2021年)より
原題『Spider-Man: No Way Home』
問題
ピーター・パーカー / スパイダーマン(アンドリュー・ガーフィールド)
I just don’t want ① you ② end up ③ like me.
字幕:君には… 僕のようになってほしくない
訳 :僕は君に僕のようになってほしくないだけだ
『to』が入るのは①、②、③のどの位置でしょう?
映画のシーン
映画:スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム
シーン:メイおばさんを失って悲しみに暮れているピーターのもとに、別世界のピーター2人が説得しに来るシーンです。『アメイジング・スパイダーマン』の世界のピーターはグウェンを救えなかった自分を許せず、怒りに身を任せて冷酷なふるまいをしてしまったと語りました。そして、MCU世界のピーターに対して『君には僕のようになってほしくない』と言います。
答え
正解は②の位置です!
ピーター・パーカー / スパイダーマン
I just don’t want you to end up like me.
字幕:君には… 僕のようになってほしくない
訳 :僕は君に僕のようになってほしくないだけだ
詳しい英語の解説
SVO+不定詞
want O to do
意味:Oに~してほしい
『want O to do(不定詞)』の形で『Oに~してほしい』という文を作れます。
セリフは否定文なので『Oに~してほしくない』となっています。
セリフを細かく分けると、以下のようになります。※justは強調しているだけなので省きます。
I don’t want you to end up like me.
訳:僕は君に僕のようになってほしくない
S(主語):I
V(動詞):don’t want
O(目的語):you
to do(不定詞句):to end up like me
『SVO+不定詞』の例
want以外にも『SVO+不定詞』の形で使える動詞があるので、一例を紹介します。
ask O to do:Oに~するように頼む
tell O to do:Oに~するように言う
allow O to do:Oが~することを許す
need O to do:Oに~してもらう必要がある
単語・熟語の解説
句動詞:end up
意味:結局~になる、~で終わる
前置詞:like
意味:~のような、~のように
最後に
今回はここまでです。『アメイジング・スパイダーマン』の世界のピーターはグウェンを救えなかった後悔をずっと引きずっているんだなあ…とこのセリフから感じ取れますね。
wantを見るとつい『want to do:~したい』を作りたくなってしまいますが、『want O to do』などの形もあるので一度文全体をしっかりと確認しておきましょう。
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参照:スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム
https://www.netflix.com/
(参照2024/09/03)
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