第1009回.マーベル映画のセリフで『最上級の表現』を解説
映画『スパイダーマン:ホームカミング』(2017年)より
原題『Spider-Man: Homecoming』
問題
ピーター・パーカー / スパイダーマン(トム・ホランド)
This is the __ thing I’ve ever seen.
字幕:カッコよすぎる!
訳 :これは僕が今まで見た中で1番カッコイイものだ!
__に入るのはどれでしょう?
①cool
②cooler
③coolest
④coolness
映画のシーン
映画:スパイダーマン:ホームカミング
シーン:映画の最初、ピーターが自分で撮影した動画が流れているシーンです。映画『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』で、トニーに連れられてドイツに到着した後、トニー製の新スーツを目の前にしてめちゃくちゃテンションが上がっています。
答え
正解は③coolestです!
ピーター・パーカー / スパイダーマン
This is the coolest thing I’ve ever seen.
字幕:カッコよすぎる!
訳 :これは僕が今まで見た中で1番カッコイイものだ!
詳しい英語の解説
最上級の表現
作り方:the+形容詞・副詞の最上級
意味:最も~だ、1番~だ
形容詞:cool
意味:かっこいい、素敵な
原級-比較級-最上級:cool – cooler – coolest
基本的に最上級の表現は、冠詞theを置いて形容詞・副詞の語尾に『-est』を付けて作ります。
セリフでは形容詞coolの最上級coolestが使われています。
This is the coolest thing I’ve ever seen.
訳:これは僕が今まで見た中で1番カッコイイものだ!
関係代名詞(目的格)
関係代名詞節:(that) I’ve ever seen
意味:私が今までに見た
関係代名詞節『(that) I’ve ever seen』が先行詞の『the coolest thing』を修飾しています。
関係代名詞の目的格thatは省略することができ、セリフでも省略されています。
This is the coolest thing (that) I’ve ever seen.
訳:これは僕が今まで見た中で1番カッコイイものだ!
主節と関係代名詞節の英文を元に戻すと、それぞれ以下のような文になります。
主節:This is the coolest thing.
訳:これは1番カッコイイものだ
関係代名詞節:I’ve ever seen it.
訳:僕は今までにそれを見たことがある
主節の『the coolest thing』と関係代名詞節の『it』が共通した語となっています。
名詞:coolness
意味:冷静さ、冷たさ
形容詞coolに接尾辞『-ness』を付けて名詞化したものです。
このように形容詞・動詞に接尾辞『-ness』が付くとその性質・状態を表す名詞となります。
最後に
今回はここまでです。スーツの周りに浮かぶメカニカルなホログラムもたまらないですよね。こういうのがSF好きの心をくすぐりますね。
『最上級を含む先行詞+S have ever done』という表現は高校英語でよく見かけます。会話でも使いやすいのでぜひ覚えておきたいですね。
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(参照2024/10/16)
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