第1051回.マーベル映画のセリフで『be used to』を解説
映画『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』(2016年)より
原題『Captain America: Civil War』
問題
ティ・チャラ / ブラックパンサー(チャドウィック・ボーズマン)
I suppose neither of us is __ the spotlight.
字幕:お互い注目されるのが苦手のようで
訳 :私たちのどちらも注目されるのには慣れていないんだろうね
__に入るのはどちらでしょう?
①used
②used to
映画のシーン
映画:シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ
シーン:ウィーンでソコヴィア協定についての会議が開かれるシーンです。会議に出席しているティ・チャラが、ナターシャに『お互い注目されるのが苦手のようで』と声をかけます。
答え
正解は②used toです!
ティ・チャラ / ブラックパンサー
I suppose neither of us is used to the spotlight.
字幕:お互い注目されるのが苦手のようで
訳 :私たちのどちらも注目されるのには慣れていないんだろうね
詳しい英語の解説
be used to A
意味:Aに慣れている
Aには名詞が置かれます。Aの部分は前置詞toの目的語になるので名詞が置かれると意識しましょう。
セリフでは『be used to』の後に名詞『the spotlight:注目』が置かれています。
I suppose neither of us is used to the spotlight.
訳:私たちのどちらも注目されるのには慣れていないんだろうね
間違えやすい表現
used to do
意味:以前は~していた、以前は~だった
使われている語が似ているため間違えやすい表現に『used to do』があります。
こちらは『used to』が助動詞のため、この後には動詞の原形(do)が置かれます。
代名詞:neither
意味:どちらも~ない
セリフでは『neither of us:私たちのどちらも~ない』で従属節の主語として使われています。
I suppose neither of us is used to the spotlight.
訳:私たちのどちらも注目されるのには慣れていないんだろうね
最後に
今回はここまでです。『be used to A』と『used to do』は似ていて間違えやすいので気を付けましょう。この2つの表現について、以前まとめた記事があるのでよければそちらもご覧ください。(その1・その2)
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(参照2024/12/10)
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