第1263回.マーベル映画のセリフで『too to構文』を解説
映画『キャプテン・アメリカ/ザ・ファースト・アベンジャー』(2011年)より
原題『Captain America: The First Avenger』
問題
バッキー・バーンズ(セバスチャン・スタン)
That little guy from Brooklyn who was too dumb not __ away from fight. I’m following him.
字幕:俺がついて行くのは 弱いくせに逃げない もやし野郎だけだ
訳 :馬鹿すぎて戦いから逃げることすらしなかったブルックリン出身の小さな男 俺は彼についていく
__に入るのはどちらでしょう?
①run
②to run
答え
正解は②to runです!
バッキー・バーンズ
That little guy from Brooklyn who was too dumb not to run away from fight. I’m following him.
字幕:俺がついて行くのは 弱いくせに逃げない もやし野郎だけだ
訳 :馬鹿すぎて戦いから逃げることすらしなかったブルックリン出身の小さな男 俺は彼についていく
詳しい英語の解説
too to構文
作り方:too … to do
意味:~するには…すぎる、…すぎて~できない
作り方:too … not to do
意味:~しないには…すぎる
『too』の直後には形容詞・副詞が置かれます。『to』の直後には動詞の原形が置かれてto不定詞となります。
セリフでは『too … not to do』が使われており、『逃げないには馬鹿すぎる=(普通なら逃げるのに)逃げるという選択すらしなかった』と、強調的な意味になっています。
セリフでは関係代名詞節にこの表現が使われているので、その部分だけ抜き出します。
who was too dumb not to run away from fight
訳:そいつは馬鹿すぎて戦いから逃げることすらしなかった
関係代名詞(主格)
関係代名詞節:who was too dumb not to run away from fight
意味:(そいつは)馬鹿すぎて戦いから逃げることすらしなかった
関係代名詞節『who was too dumb not to run away from fight』が、先行詞の名詞句『that little guy from Brooklyn』を修飾しています。
That little guy from Brooklyn who was too dumb not to run away from fight.
訳:馬鹿すぎて戦いから逃げることすらしなかったブルックリン出身の小さな男
単語・熟語の解説
形容詞:dumb
意味:馬鹿な、まぬけな
句動詞:run away
意味:逃げる
最後に
今回は『too to構文』について解説しました。『…すぎて~できない』のような否定的な訳になるので、訳す際には注意しましょう。
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(参照2025/05/10)
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