映画『スパイダーマン:ホームカミング』(2017年)より
原題『Spider-Man: Homecoming』(2017年)
アベンジャーズのセリフを使って解説していきます!アベンジャーズ好きならば、セリフと場面が一致して覚えられますよ!
こんな人向けの記事です
・映画を英語で楽しめるようになりたい!
・日本語字幕なしで映画を見たい!
・好きな映画で英語の勉強をしたい!
お父さんって誰のこと?
トニーが『お父さん』と言うシーン
アイアンマン/トニーのセリフ
If you’re nothing without this suit, then you shouldn’t have it. Okay?
スーツなしで、お前が何者でもないのなら、そのスーツは着ないほうがいい。
God, I sound like ~ dad.
お父さんみたいだ
~の部分は後に説明します。
このセリフは、スパイダーマンがヴァルチャーの船での取引を阻止しようとするも、戦いの結果、船が沈没しかける事態に陥ってしまします。そこにアイアンマンが駆け付け、アイアンマンの活躍により、船は沈没せずに済みました。しかし、トニーはそのピーターに対して、スーツを返せと、そのスーツを着るべきではないと言いました。ただ、自分が言ったセリフに対して、『お父さんみたいだ』と言うのでした。
この『お父さんみたいだ』の意味はどういった意味だと思いましたか?私は、一般的なお父さん像を指しているのだと思いました。家族関係である『父親が息子を叱る』という意味でトニーが言っているのだと字幕から受け取っていました。この字幕を見たときに、皆さんはどういった意味の『お父さんみたいだ』だと感じ取りましたか。
1.一般的な父親像
2.ピーターの父親
などが考えられるとおもいます。この答えは英語にありました。
『お父さん』の正体
アイアンマン/トニーのセリフ
God, I sound like my dad.
字幕:お父さんみたいだ
直訳:私のお父さんみたいだ
セリフでは、『my dad』が使われていて、『私のお父さん』を指していました。すなわち、トニー・スタークの父である、ハワード・スタークを指しているのでした。~のところには、代名詞の所有格myが入っていました。
トニーは、ピーターにこのセリフを言ったときに、自分の父親を思い出していたのです。自分が自分の父親に似てきたんだな、と。
トニーとその父であるハワード・スタークの関係は複雑だったように伺えます、決して良かったというわけでは無いでしょう。トニーはハワードの死に目に会えませんでした、映画『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』では、過去のトニーとハワードの別れがこうであれば…と悔やんでいるシーンもあります。その父であるハワードのことを、ピーターを叱ったときに思い出したということは、トニーが父親に同じように叱られたということでしょう。トニーの心の中にハワードがいるのがわかるセリフです。
さて、トニーは、自分の父親のハワードを思い出していたのですが、私は映画を見ていた時に、まさかハワードのことを指しているとは思いませんでした。友達にもどう思う?と聞いたら、『一般的な父親像を指してるんじゃないの?』と友達は、言っていました。そして、ここはハワードのことだよ、と伝えたら驚いていました。これこそまさに、英語と日本語を比較すると分かってくることですね、見つけたときにワクワクしました。
最後に
父と子の関係のようにも見える、アイアンマンのトニーとスパイダーマンのピーターの2人ですが、この2人のやり取りのなかで、トニーが自分の父親のハワードを思い出していたとは思っていませんでした。今後もこういった英語と日本語を比較して気付くことも発信していこうと思います。
この記事が、読んでいただく方々の英語への興味や関心に繋がったり、英語が楽しく感じるキッカケになってほしいと思い、記事を書きました。今後もこの気持ちで、英文を読み取ることでわかる心境や、心に響くかっこいい名言を探し紹介し、更に英語の勉強にもなるよう解説していきたいと思います。
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〇英語学習『スパイダーマン/ホームカミング』のピーター・パーカー・スパイダーマンの名言とは?
DVD:スパイダーマン/ホームカミング
https://marvel.disney.co.jp/movie.html
(参照2020/01/18)
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