中学英語の学び直しができるように1から解説をしていきます。英語の解説はすべてアベンジャーズ・マーベル映画のセリフ・名言を使って説明をします。
第3回目は、マーベル映画のタイトルやホークアイ/クリント・バートンのセリフを使い『名詞の単数形と複数形』について解説します。複数形は日本語にはない感覚なのでつまずきやすく、英語が苦手になる原因となることが多いです。その苦手意識を好きな映画を使って克服していきましょう!
この中学英語シリーズは動画と記事の2つで解説をします。
解説するのは3点
1.単数形と複数形の違い
英語は日本語と違い、単数と複数をしっかりと区別します。
2.複数形の s の付け方
基本は名詞の語尾に s を付けるだけですが、それだけではない場合も?
3.不規則な複数形
s を付けるのではなく、特殊な変化をする名詞もあります。
解説動画
動画でも『名詞の単数形と複数形』について解説しました。動画と記事を併用して学習しましょう!
映画『キャプテン・アメリカ/ザ・ファースト・アベンジャー』
Captain America: The First Avenger
キャプテン・アメリカ/ザ・ファースト・アベンジャー
映画『キャプテン・アメリカ』の1作品目のタイトルです。
アベンジャーズという言葉に慣れ親しんだ人だと「あれ?アベンジャー “ ズ ” じゃないの?」と思いますよね。しかし、この頃はまだアベンジャーズは結成されておらず、キャプテン・アメリカ1人なので、単数形の Avenger(アベンジャー)が使われています。
映画『アベンジャーズ』
Avengers
アベンジャーズ
映画『アベンジャーズ』の1作品目のタイトルです。
この映画ではキャプテン・アメリカだけでなく、アイアンマンやソーなどたくさんのヒーローたちが集まりアベンジャーズを結成しましたよね。なので、複数形の Avengers(アベンジャーズ)が使われているのです!
単数形と複数形
単数形と複数形の違い
単数形の場合は名詞の前に冠詞の a, an を付ける!
複数形の場合は名詞の語尾に s を付ける!
英語は日本語と違い、人やものが単数なのか複数なのかをしっかりと区別する言語です。日本語の場合は1本のペンでも3本のペンでも『ペン』と言ってしまってOKですが、英語の場合は a pen, three pens と言い方を変えなければなりません。
人やものが単数の場合は名詞の前に冠詞の a, an を付ける必要があります。名詞の最初が子音の場合は a student(1人の生徒)のように a を付けます。名詞の最初が母音の場合は an apple(1つのリンゴ)のように an を付けます。冠詞は日本語にない感覚なので、注意しないと忘れがちになってしまいます。英語を習いたての頃に a, an を付け忘れてテストで×にされたという人も多いのではないでしょうか。
人やものが複数の場合は名詞を複数形にする必要があります。基本的に複数形は名詞の語尾に s を付けることで作れます。Avenger → Avengers のように s を付ければOKです。また、複数形にしたときに単数を表す a, an を外し忘れないように注意しましょう!
単数と複数の感覚の違いは、英語と日本語の大きな違いの1つです。映画のセリフでも、その違いがわかるシーンがあるので見ていきましょう!
ホークアイ/クリント・バートンの名言・セリフ
But if you step out that door, you are an Avenger.
でも1歩外に出たら、君はアベンジャーズだ。
映画:アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン
シーン:空中に浮遊するソコヴィアでウルトロン軍団と戦っているときに、ホークアイがワンダに対して言いました。こうなってしまったのは自分のせいだと責任を感じ、戦意喪失してしまったワンダをホークアイが激励し、最後に「1歩外に出たら、君はアベンジャーズだ」と言い、先に戦場へと戻っていきます。
このセリフで着目してほしいのは英語と日本語訳の違いです。英語ではワンダ1人のことを指しているので 単数形の an Avenger が使われていますね。しかし、日本語ではアベンジャーズと複数形のような訳になっています。「君はアベンジャーズの1人だ」という意味で言っているのですが、日本語は単数と複数を区別しなくても伝わるということと「君はアベンジャーズだ」と言った方が聞こえがいいからこのような訳になったのでしょう。英語と日本語の違いがわかるいいセリフですね。
複数形の s の付け方
名詞の語尾が『子音字+ y 』で終わっている場合は y を i にかえて es を付ける!
複数形を作るときは基本的に名詞の語尾に s を付ければOKなのですが、少し手を加えなければならないパターンもあります。例えば city(都市)のように名詞の最後が『子音字+ y 』で終わっている場合は y を i にかえて es を付けて cities としなければなりません。学生の方はテストで出やすい単語 library → libraries(図書館)や country → countries(国)などに注意しましょう。
この変化の仕方はアイアンマンでおなじみのあの社名でも使われています。
アイアンマン/トニー・スタークが経営する会社 Stark industries(スターク・インダストリーズ)。この industries は industry(産業)の複数形です。industry が『子音字+ y 』で終わっているため y を i にかえて es を付けて industries となっています。この変化の仕方は最初は難しいですが、アイアンマンファンはぜひ Stark industries を参考にして覚えてみましょう!
他にも名詞の最後の文字によって s の付け方が異なるものがあります。
leaf の複数形 leaves は、動詞 leave の三人称単数現在形 leaves とスペルが全く同じなので注意しましょう。同様に life の複数形 lives も、動詞 live の三人称単数現在形 lives とスペルが全く同じです。名詞と動詞で品詞が異なるので、文法を意識して使われている場面で見分けましょう。
不規則な複数形
man → men のように不規則に変化する複数形もある!
man → men(男性)のように、上記のパターンに当てはまらない不規則な変化をする複数形も存在します。よく使われる単語ではそれほど数は多くないので、基本となるの s の付け方を覚えた後に、例外として覚えてしまいましょう。
マーベル原作の映画やヒーロー名でも使われているので、例を見てみましょう。
Iron Man(アイアンマン)や Spider-Man(スパイダーマン)のように名前に man が付くヒーローは多いですよね。ここではヒーロー個人を指しているので単数形の man が使われています。
映画『X-MEN』シリーズでは man の複数形 men が使われていますね。『X-MEN』シリーズにはウルヴァリンやサイクロップス、プロフェッサー X など多くのヒーローたちが登場するため複数形の men が使われているんですね。
不規則に変化する複数形でよく使われる単語は以下のようなものがあります。
最後に
中学英語を1つ1つ丁寧に解説していきます。アベンジャーズ・マーベル映画が好きな人が、楽しく勉強できるよう、記事を作っていきます!
一緒に英語の基礎を1から作っていきましょう!次回もお楽しみに!
前回の記事
【学生・社会人向け】アベンジャーズ・マーベル映画で学ぶ中学英語・第2回目【be動詞編】
DVD・BD:アイアンマン
DVD・BD:キャプテン・アメリカ/ザ・ファースト・アベンジャー
DVD・BD:アベンジャーズ
DVD・BD:アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン
https://marvel.disney.co.jp/movie.html
参照動画:X-Men: Apocalypse | Official Trailer [HD] | 20th Century FOX
https://youtu.be/PfBVIHgQbYk
(参照2020/02/25)
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