映画『アイアンマン』(2008年)より
原題『Iron Man』
はじめに
マーベル・アメコミ映画の名言を使って、英語の基礎から解説をします。
映画の英語をちょっとでも英語で分かってみたい!アメコミを英語で読んでみたい!って方向けの記事です。
一緒に映画で英語を勉強してみましょう!
今回のテーマは、意訳の仕方と、文法の大切さについてです。
今回の記事の内容は、YouTubeの動画でも解説しています。動画は下にリンクを貼りました。
名言・セリフ
トニーのセリフ
『Take me to maximum altitude.』
『私を最高高度まで、連れて行け!』
ジャーヴィスのセリフ
『With only 15% power, the odds of reaching that…』『わずか15%のパワーでは、その高度に達する可能性は…』
トニーのセリフ
『I know the math! Do it!』直訳『私は数学を知っている!やるんだ!』
意訳『わかってる!やるんだ!』
このセリフは、映画『アイアンマン』の終盤、アイアンマンと、オバディアが乗るアイアンモンガーが戦っている最中に、トニーが空中にオバディアを誘い込もうとしたときのセリフです。
ジャーヴィスが『残りのパワーでは…』と警告してきて、トニーが『そんなことはわかっている!』って意味で、『I know the math!』と返したので、こんな返し方があるんだ!と感動しました。
この返しのセリフは中学1年生でも言えるセリフです。なので、セリフ次第で、中学1年生でもこんなにかっこいいセリフを言えるんだ!と思っていただけたらと思います。
意訳に至るまで
トニーのセリフ
『I know the math!』
意訳『わかってる!』
このセリフは、ジャーヴィスがアイアンマンのパワー残量などを管理しているので、その数値からではこの飛行が危ない…!ということを何度も伝えていたので、トニーが『数学を知っている!』と返しました。そもそも、何度も警告しろってジャーヴィスにトニーが命令していて。自分で命令しておきながら、『うるさい、わかってる!』って、ジャーヴィスを振り回すあたりがトニーらしくて好き。
直訳から意訳へ
『数学を知っている!』→『数字のことはわかっている!』→『パワー残量(数値)のことはわかってるよ!』→『わかってる!』
このように、意訳をしましょう。
『わかってる』を、普通に英語にすると、
・I know that!
・I understand!
などを使えますが、トニーはあえて、『I know the math.』を使っています。
一般動詞の文法
一般動詞の”know”を使った英文なので、下の順番で英語を配置しましょう。一般動詞の文法は以下の通りです。
文法:主語 一般動詞 名詞等.
対応している単語
主語:I (私は)
一般動詞:know (知っている)
名詞等:the math (数学)
セリフ
I know the math.
直訳:私は、数学を知っている。
意訳:わかってる!
問題
次の()の単語を並べ替えてみましょう!
1.映画『シビル・ウォー』より
ファルコンがウィンター・ソルジャーに言ったセリフ
( hate, you, I, ).
『おまえのことなんか嫌いだ。』
字幕では『うるせぇ』
2.映画『インフィニティ・ウォー』より
サノスがスターロードに言ったセリフ
( like, I, you, ).
『気に入った。』
3.応用!映画『インフィニティ・ウォー』より
トニーがサノスに言ったセリフ
( know, you, me, )?
『私を知っているのか?』
答え
次の()の単語を並べ替えてみましょう!
1.映画『シビル・ウォー』より
ファルコンがウィンター・ソルジャーに言ったセリフ
I hate you. 『おまえのことなんか嫌いだ。』 字幕では『うるせぇ』
主語:I (私は)
一般動詞:hate (嫌い)
名詞:you (あなたを)
2.映画『インフィニティ・ウォー』より
サノスがスターロードに言ったセリフ
I like you. 『気に入った。』
主語:I (私は)
一般動詞:like (好き)
名詞:you (あなたを)
3.応用!映画『インフィニティ・ウォー』より
トニーがサノスに言ったセリフ
You know me? 『私を知っているのか?』
主語:You (あなたは)
一般動詞:know (知ってる)
名詞:me (私を)
これは、普通の肯定文の最後に『?』を付けて、疑問文にしています。本来の疑問文だったら、『Do you know me?』となります。しかし、会話とかだと、肯定文の最後に『?』を付けるだけで疑問文にすることは多々あります。映画『インフィニティ・ウォー』では、トニーがマンティスに『You know Thor?』と『ソーを知ってるのか?』と言っていましたね。
まとめ
カッコいい名言も基本は一緒です。
今回の名言のセリフは基本的な文法を使ったものでした。それも、一般動詞の文法で、中学1年生もわかります。私は自分が勉強した英語が実際に映画で使われていたり、自分で理解できると、英語が楽しい!って感じたので、ぜひこの記事を読んで、英語の基本を勉強することが大切なんだな!って感じて映画を楽しんでもらえたらと思います。
おまけ
今回のセリフの前後の単語が難しいものが多かったので、単語の意味などをまとめます。
トニーのセリフ
『Take me to maximum altitude.』
『私を最高高度まで、連れて行け!』
maximum:形容詞 最大、最高
altitude:名詞 高度
ジャーヴィスのセリフ
『With only 15% power, the odds of reaching that…』
『わずか15%のパワーでは、その高度に達する可能性は…』
odds:名詞 見込み、可能性、オッズ(ギャンブルで使うやつです)
reaching that:動名詞部分 それに届く
トニーのセリフ
『I know the math! Do it!』
『わかってる!やるんだ!』
Do it!:命令文
YouTubeの動画
DVD:アイアンマン
https://marvel.disney.co.jp/movie.html
(参照2019/04/02)
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