各ヒーローの最初のセリフは?
MCUに登場するヒーローの第一声は一体何だったのか?それが気になり記事にまとめてみました。
セリフによっては字幕と直訳で違いもありました、その違いも含め一緒に確認していきましょう!
アイアンマン/トニー・スターク
映画『アイアンマン』より
アイアンマン/トニー・スタークのセリフ
I feel like you’re driving me to a court-martial. What did I do?
字幕:軍法会議に連行される気分だ
訳 :あなたが私を軍法会議に連れて行っている感じがするよ 僕が何をした?
I feel like you’re gonna snuff me. What, you’re not allowed to talk? Hey, Forrest.
字幕:殺す気じゃないだろ? 私との会話は禁止か?
訳 :あなたは私を殺そうとしてるように感じるぞ なんだ お前は話すのを許可されてないのか? なぁ、黙り込むなよ
シーン:トニーがジェリコミサイルをお披露目した後のシーン。この後テンリングスに襲撃されトニーは拉致されてしまう。
アルコール片手にサングラス。そのサングラスもイケイケなデザインな印象があります。まだアイアンマンになる前のトニーなので、性格にちょっと難ありみたいな雰囲気出ていますね。セリフもトニー節で、お調子者な感じが出ています。こんなに突っ込んだ言い方、言葉選びはなかなかできるものではありません。今やアイアンマンと言えば天才、金持ち、プレイボーイなのは周知の事実ですが、この短い一声目からトニーがどういった人物なのかが分かります。セリフとしては載せませんでしたが、女性を見て『女性ではなく軍人と思った』と言ったり、雑誌マキシム誌のモデルと関係を持った?と軍人に聞かれたら『3月号とはできなかったが、12月号は双子だった』とかなり下品な話もしていたり。
この映画『アイアンマン』はMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の始まりの1作品目になります。そのMCUの第一声はトニーであり、このセリフです。
※スラング
snuff:殺す
Forrest:黙ってる人 映画『フォレスト・ガンプ』の主人公フォレストが由来だと思います。彼はあまり口数が多い人ではありません。
キャプテン・アメリカ/スティーブ・ロジャース
映画『キャプテン・アメリカ/ザ・ファースト・アベンジャー』より
キャプテン・アメリカ/スティーブ・ロジャースのセリフ
Boy, a lot of guys getting killed over there.
字幕:戦地じゃ大勢死んでる
訳 :なんてことだ 戦地では多くの人が殺されてる
隣の男性のセリフ
It kind of makes you think twice about enlisting, huh?
字幕:入隊を考え直したくなるな
キャプテン・アメリカ/スティーブ・ロジャースのセリフ
Nope.
字幕:いや
シーン:スティーブが入隊を志願しようと身体検査を受けているシーンです。新聞を読み兵士が戦地で命を落としていることに悲しみ、強く入隊を志願しているのが分かります。
トニーと比較すると、スティーブはキャプテン・アメリカになる前となった後でも、気持ちの部分は変わっていないヒーローだと思います。作品の中でも、アースキン博士が超人血清を使うと決めたのは、スティーブの心の部分を見てのことでした。力を得ても変わらないのもキャプテン・アメリカの魅力だと思います。
このスティーブが登場するシーンの前に、キャプテン・アメリカが氷漬けになっているのをシールドが発見するシーン。そして、後のレッドスカルがキューブを手にするシーンがあります。
※スラング
boy:なんてこった
悪いことが起きた時などに、ふと呟きます。個人的には日本語で言う『マジか~』に似ている印象です。
ソー(子供)
映画『マイティ・ソー』より
ロキのセリフ
Do the Frost Giants still live?
字幕:氷の巨人は生きている?
訳 :氷の巨人はまだ生きている?
ソーのセリフ
When I’m king, I’ll hunt the monsters down and slay them all! Just as you did, Father.
字幕:俺が王になり この手で 怪物どもを退治する! 父上の様に
訳 :俺が王になったとき 俺は怪物たちを追い詰め 全員殺してやる! あなたが 父上がやった様に
オーディンのセリフ
A wise king never seeks out war. But he must always be ready for it.
字幕:賢い王は決して 好んで戦いなどしない だが 戦う覚悟はしておけ
訳 :賢い王は決して戦いを追い求めたりはしない だが 王は常に戦いに備えてなければならない
シーン:ソーの幼少期のころのシーンです。このソーの登場シーンでは、父オーディンと兄弟のロキが揃っています。家族との絆を感じます。
ソーのセリフには『王』という単語があり、ソーが王になることを切望しているのが分かります。後のソーは、王と言う立場を望まなくなりましたね。こういった彼の変化を楽しめるセリフです。このセリフは本当に初めの頃セリフですが、ソーのことをよく表していて良いですね。
ロキのセリフがまた皮肉になっていて良いです。ロキは『氷の巨人は生きている?』と聞きますが、後に自分自身がその氷の巨人であることを知ります。
このソーは、ソーを演じるクリス・ヘムズワースではないので、成人したソーのセリフも紹介します。
ソー(成人)
映画『マイティ・ソー』より
オーディンのセリフ
Do you swear to guard the Nine Realms?
字幕:9つの国を守ると誓うか?
訳 :お前は9つの国・世界を守ることを誓うか?
ソーのセリフ
I swear.
字幕:誓います
訳 :私は誓います
オーディンのセリフ
And do you swear to preserve the peace?
字幕:そして平和を守ると誓うか?
訳 :そしてお前は平和を守ることを誓うか?
ソーのセリフ
I swear.
字幕:誓います
訳 :私は誓います
オーディンのセリフ
Do you swear to cast aside all selfish ambition and to pledge yourself only to the good of the Realms?
字幕:王として 身勝手な野望を捨て 国に身を捧げると 誓うか?
訳 :お前は自己中心的な野心を捨て そして 国をより良くするために誓うか?
ソーのセリフ
I swear!
字幕:誓います!
訳 :私は誓います!
オーディンのセリフ
Then, on this day, I, Odin Allfather, proclaim you…
字幕:では この日より 我 全能の父オーディンは そなたを…
訳 :では この日をもって 私 最高権威たる王 オーディンが お前に宣言する…
シーン:ソーの王位継承の儀式を行っているシーンで、成人したソー(クリス・ヘムズワース演じる)の初めてのセリフがあります。儀式はこのあと氷の巨人がアスガルドに侵入したため一時中断されてしまします。
このシーンで、ソー自身は『I swear. 誓います』しか言っていませんが、誓っている内容はとても面白いです。映画『マイティ・ソー』のソーは自分勝手で自己中だった自分から成長していく話です。オーディンの誓わせる制約のなかには、『cast aside all selfish ambition 身勝手な野望を捨て』ともありますね。誓うと言いつつも、作品の終盤までソーは自分勝手な気持ちをまだ抑えることはできていませんでした。
成人したソーの最初のセリフからこれからソーがどう成長して変わっていくかが伺えます。
※補足
名詞:realm
意味:世界・王国
動詞:preserve
意味:(神・人が)守る
意味に(神が)と書いてあるのが面白い。
最後に
MCUのヒーロー達の第一声が気になり、記事にしてみました。作る前は、最初のセリフだとしても、意外と適当なセリフだったりして…とか思っていましたがそんなことはなく、それぞれの特徴をしっかり押さえたセリフであり、彼らの成長などを感じさせるもので、まとめていてとても楽しかったです。
追って他のヒーロー達も最初のセリフを紹介していきたいと思います。今回は特に記事を作るのが楽しいです。最初のセリフときたので、キャラクターによっては最後のセリフも作ろうと思います。次の記事もお楽しみに!
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DVD・BD:アイアンマン
DVD・BD:キャプテン・アメリカ/ザ・ファースト・アベンジャー
DVD・BD:マイティ・ソー
https://marvel.disney.co.jp/movie.html
(参照2020/12/31)
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