第271回.「全てのこと」という意味の『everything』は単数扱い?複数扱い?
映画『キャプテン・マーベル』(2019年)より
原題『Captain Marvel』
問題
キャプテン・マーベル/キャロル・ダンヴァース
He lied to me.
字幕:だまされてた
Everything that I knew __ a lie.
字幕:全部ウソだった
__に入るのはどれでしょう?
①was
②were
映画のシーン
映画:キャプテン・マーベル
シーン:キャロルが記憶を取り戻し、自分はクリー人ではなく、今までヨン・ロッグに騙されていたことを知ったシーン。今まで信じてきたものを失い、これからどうすればいいのかわからなくなりますが、親友のマリア・ランボーに支えられ、前に進む決心をします。
答え
正解は①wasです!
キャプテン・マーベル/キャロル・ダンヴァース
He lied to me.
字幕:だまされてた
Everything that I knew was a lie.
字幕:全部ウソだった
詳しい英語の解説
・代名詞:everything
意味:全てのこと
「全て」という意味から複数だと勘違いしやすいですが、三人称単数として扱います。
なので、be動詞はisを使います。セリフでは過去のことを言っているので過去形のwasを使っています。
・関係詞節:that I knew
意味:私が知っていた
関係代名詞の目的格となっています。
先行詞『everything』を関係詞節 『that I knew』が修飾して『everything that I knew』「私の知っていた全てのこと」となります。
関係代名詞はもともと2文だったものを1文にまとめたと考えましょう。
1文目:Everything was a lie.(全て嘘だった)
2文目: I knew it.(私はそれを知っていた)
Everythingと共通している単語itを省略し、関係代名詞thatと2文目をEverythingの後ろに入れればOKです。
・過去形:knew
原形:know
意味:知っている
不規則変化する動詞です。『原形-過去形-過去分詞形』で『know-knew-known』と変化します。
・動詞:lie
意味:嘘をつく
・名詞:lie
意味:嘘
1つ目のセリフではliedと過去形になっているので動詞のlieが使われており、2つ目のセリフでは冠詞aがついているので名詞のlieが使われています。
最後に
今回はここまでです。敵だと思っていたスクラルたちは実は被害者側で、味方になってくれるとは思っていませんでしたね。
『everything』や『everybody』などの『every~』系の単語は複数だと勘違いしやすいですが、単数扱いなので注意しましょう!
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DVD・BD:キャプテン・マーベル
https://marvel.disney.co.jp/movie.html
(参照2021/05/01)
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