映画『スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム』予告(6.28世界最速公開)より
原題『Spider-Man: Far From Home』(2019年)
ネタバレありネタバレありネタバレあり
映画『アベンジャーズ/エンドゲーム』を見た方は今回の記事を見てください。
内容は映画『スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム』ですが、映画『アベンジャーズ/エンドゲーム』の内容に触れています。
ネタバレありネタバレありネタバレあり
今回の記事は予告の英文を1つ1つ解説しつつ、英語が苦手な方でも分かるように説明していきます。
楽しく英語の勉強が出来るように作っています。マーベルを題材に英語を勉強していきましょ~!
予告の日本語字幕と直訳ではどういった違いがあるのか?間違った意味になっていないか?などを見ていきましょう!
今回は続きの記事になります、最初の記事はこちら。
映画『スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム』の予告より、ミステリオ登場
フューリーのセリフ
This is Mr.Beck.
字幕:紹介しよう、ベックだ
直訳:こちらがベックだ。
英語の解説・単語・熟語など
・This is ~
意味:これは~です。こちらは~です。
『これは~です』で習いますが、人の場合は『こちらは~です』になります。Thisは距離が近い物に使いますね。遠くにあるものはThatを使います。
ベック・ミステリオのセリフ
We could use someone like you on my world.
字幕:私の世界でも一緒に闘いたかったよ
直訳:私たちは、君のような人を、私の世界で使いたかったよ
英語の解説・単語・熟語など
・複数形のWe
ミステリオがWe(私たち)を使っていますね、そしてセリフの中でyou(スパイダーマンを指す)を使っています。
このWeを、どういった範囲でミステリオが使ったのかで意味が大きく変わってくると思います。『私の世界で戦う』と言うことから、スパイダーマンのいない次元を指しているので、Weにこの次元のスパイダーマンが含まれていないと思います。日本語字幕からもそう読み取れますね。
そうなった場合、Weの意味は『ミステリオと誰か』と言うことになります。
Weの範囲
1.ミステリオとフューリー達
この場合、セリフを加味すると、今回登場しているフューリーは、もしかすると異次元のフューリーなのかも。
または、もともとの次元のフューリーがすでに既に異次元を行き来している可能性もありますね。
2.ミステリオとヒーロー?
ミステリオの次元には、ミステリオのような他のヒーローがいたのかもしれません。
3.ミステリオと人類みんな
ミステリオとその世界にいる普通の人々を含むみんな、みんなで戦っていたんだ!って意味で使ったのかもしれませんね。
4.ミステリオとスパイダーマン
この場合は、そのミステリオの次元で、ミステリオとスパイダーマンがスパイダーマンのような人物と共に戦うことになるので、ちょっと違和感を覚えます。
なので、Weにスパイダーマンは含まないのではないだろうか。
1番伝えたいこととしては、ミステリオは1人で戦っていたわけではなく、誰かと一緒に闘っていたということが分かります。
色々考えられますが、そんなに深い意味は無いのかもしれません。
・in the worldじゃないの?
ミステリオが、on the worldと言っていますね、大抵the worldには、前置詞はinを使います、ここでonを使っていることから3点ほど考えられる要素があり
1.船のイメージ
世界を船のようなイメージを持っているかもしれません。
2.小さいイメージ
inではなく、onを使うことにより少し小さい世界をイメージしているのかもしれません。
3.ミステリオが文をミスった
inって言うところ、onって言ってしまった彼、可愛い。
スパイダーマンのセリフ
Your world?
字幕:私の世界?
直訳:あなたの世界?
英語の解説・単語・熟語など
・所有格と冠詞
worldに所有格のyourがついていますね、所有格が付いた場合、冠詞のaやtheは付けません。
フューリーのセリフ
Beck is from Earth, just not ours.
字幕:ベックは異次元から来た
直訳:ベックは地球から来たんだ、我々の地球ではないものだ
英語の解説・単語・熟語など
・(the) earth
意味:地球
本来地球には冠詞のtheを付けると習ったと思います、なぜなら1つしかないものだから、地球が我々の住んでいるこの地球を指しているからだと。
しかし、ここでは、冠詞のtheがついていないのは私たちの住む地球ではない、指定が出来ない地球から来ているからtheを付けていません。
・所有代名詞ours
意味:我々のもの(我々の地球)
所有代名詞=所有格+名詞となっています、なのでここでは、ours=our earthとなっています。
フューリーのセリフ
The snap tore a hole in our dimension.
字幕:あの戦いで別の世界の扉が開いた
直訳:あの指パッチンが、別の次元の穴を私たちの次元になるように切り裂いた(状態にした)
または
直訳:あの指パッチンが、私たちの次元を裂いて穴を作った
意訳:あの指パッチンが、別の次元と我々の次元をつないだ
字幕では、戦いと表されていますが、英語ではsnapと、指パッチンが原因であることが分かります。
岩の巨人(エレメンタル?)がこのシーンで出てるので、異次元から来たかのように感じますね。このdimension(次元)という言葉は、映画『アントマン』や『ドクター・ストレンジ』で何度か使われている言葉です。
英語の解説・単語・熟語など
・過去形tore
一般動詞tear(引き裂く)発音は、トアです。
名詞tear(涙)の場合はティアです。サングラスのティアドロップは涙のしずくが落ちた形です。
・tear A in B
意味:AをBの状態にして引き裂く
SVOCの第4文型です。in Bの部分がCに相当します。
The snap tore a hole in our dimension.をSVOCで割り当てると
S:The snap(指パッチンが)
V:tore(引き裂いた)
O:a hole(穴を)
C:in our dimension(私たちの次元に)
第4文型の訳し方で訳すと、『指パッチンが、穴を私たちの次元に、した。』となり、うまく訳すと、『あの指パッチンが、別の次元と我々の次元をつないだ』となります。
・tear a hole in A
意味:Aに穴をあけるように裂く
in Aの部分に、穴を裂いて作る。と訳せます。
tearの訳し方を2つ紹介しましたが、こちらの方がしっくりきますね。
スパイダーマンのセリフ
You’re saying (that) there’s a Multiverse?
字幕:次元がいくつも存在するの?
直訳:あなたは、多次元宇宙があるって言ってるの?
こういった多次元宇宙、マルチバース発言から今まで一緒にいなかったX-Menなどのヒーローが合流する可能性が考えられますね。エンドゲームの出来事から他次元からトニーが現れたりとかも出来そうです。トニーの復活が見たいか?と言うと…
英語の解説・単語・熟語など
・say (that) 1文
意味:1文だと言う
一般動詞sayの後に接続詞thatを持ってきて、そのあとに1文を持ってこれます。ただ、この接続詞thatは省略することが出来ます。同様のことがthink等でもできます。
フューリーのセリフ
We have a job to do.
字幕:やるべき事がある
直訳:我々はやらなければならないことがある。
英語の解説・単語・熟語など
・不定詞の形容詞的用法
意味:~すべき
不定詞のto doが名詞のa jobを修飾しています。
不定詞が名詞の後にあったら不定詞の形容詞的用法か副詞的用法を疑いましょう!
フューリーのセリフ
You’re coming with us?
字幕:共に戦えるか
直訳:お前は我々と一緒にこれるか?
英語の解説・単語・熟語など
・一般動詞の語尾がeの時のing形
一般動詞comeにingを付けると、eが無くなり、comingになっています。
・前置詞の後の代名詞は、目的格
前置詞withの後のusは、代名詞の目的格です。
主格、所有格、目的格、所有代名詞の順でwe, our, us, oursとなりますが、目的格のusが使われていますね。
代名詞を目的格にする例を挙げると、動詞の後も目的格になります。
最後に
今回はここまでです。
ついにあのミステリオが登場し、別の次元の話が出てきましたね、ミステリオのいた世界ではいったいどういったことがあったのか?気になります。英語を訳すと、ミステリオに仲間がいるような読み方も出来ますね。そして、指パッチンが原因で、異次元の扉が開いたということが分かります。
それでは、また続きの記事が出来次第公開したいと思います。お楽しみに!
追記
記事が完成したので、下にリンクを貼っておきます!
この記事の続きはこちら
〇映画『スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム』予告を日本語訳!その5!MCUの広がり
過去の関連記事
スパイダーマン/ファー・フロム・ホームの記事はこちら
〇スパイダーマン/ファー・フロム・ホームの予告を徹底解説!時系列は?
〇スパイダーマン/ファー・フロム・ホームの予告の日本語訳!台詞には、映画『スパイダーマン2』のあの言葉も登場!
〇スパイダーマン/ファー・フロム・ホームの予告の日本語訳!
映画『スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム』予告(6.28世界最速公開)
(参照2019/05/11)
コメントを書く