第501回.『私たちは皆』は英語で何と言う?『all』は文のどこに置く?
映画『ブラックパンサー』(2018年)より
原題『Black Panther』
問題
ティ・チャラ / ブラックパンサー(チャドウィック・ボーズマン)
We __ the truth. More connects us than separates us.
字幕:実際には違いより 共通点の方が多いのです
訳 :私たちは皆 真実を知っています 私たちを隔てるものよりも 繋ぐものの方が多いのです
__に入るのはどちらでしょう?
①all know
②know all
映画のシーン
映画:ブラックパンサー
シーン:エンディング後のワカンダ国王ティ・チャラの演説シーン。今までワカンダは他国との接点を最小限にしてきましたが、ティ・チャラがワカンダの在り方を変え、他国との共存の道を探すことを表明します。
答え
正解は①all knowです!
ティ・チャラ / ブラックパンサー(チャドウィック・ボーズマン)
We all know the truth. More connects us than separates us.
字幕:実際には違いより 共通点の方が多いのです
訳 :私たちは皆 真実を知っています 私たちを隔てるものよりも 繋ぐものの方が多いのです
詳しい英語の解説
代名詞:all
意味:すべて、皆
代名詞allが主語を修飾する場合は文法によって位置が決まっており、以下のようになります。
一般動詞の文:一般動詞の前
be動詞の文:be動詞の後ろ
助動詞の文:助動詞の後ろ
セリフは一般動詞の文になっているので、allが一般動詞knowの前に置かれています。
We all know the truth.
訳:私たちは皆 真実を知っています
『More connects us than separates us.』の作り
この文法はどうなっているの?と感じる方が多いと思います。省略などが起きていて分かりにくいのですが、以下のような英文がもとになっていると考えられます。
原文:More connects us than separates us.
例1:There is more that connects us than there are things that separate us.
例2:There is more that connects us than what separates us.
訳 :私たちを隔てるものよりも 繋ぐものの方が多いのです
動詞:connect
意味:繋ぐ、結び付ける
名詞connection(コネクション)は聞いたことがある人が多いと思います。『コネがある』と言うときのコネのことですね。それの動詞版になります。
動詞:separate
意味:分ける、引き離す
名詞separator(セパレーター)を聞いたことがある人もいるのではないでしょうか。ものを分ける仕切りのことですね。それの動詞版になります。
最後に
今回はここまでです。このシーンのセリフはどれも心に響きますよね。特にこの『実際には違いより 共通点の方が多いのです』はお気に入りです。
どこに置けばいいか分からず、扱いにくいと思っている人も多いであろうallですが、しっかりと文法上の位置は決まっているのでそれを覚えてしまいましょう。
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映画『ブラックパンサー』より国王ティ・チャラ
We __ the truth. More connects us than separates us.
実際には違いより 共通点の方が多いのです__に入るのは?
all know, know all
演説には本当に感動しました😭 pic.twitter.com/OnqEkNfXyz— マーベル映画×英語塾 (@Ironman_English) June 11, 2022
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DVD・BD:ブラックパンサー
https://marvel.disney.co.jp/movie.html
(参照2022/06/23)
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