映画『劇場版 機動戦士ガンダム』(1981年)より
英題『Mobile Suit Gundam』
シャア・アズナブルの名言「認めたくないものだな 自分自身の若さ故の過ちというものを」の英語を紹介します。
英語ともとの日本語を比較すると、どちらもそれぞれの良さがあり面白いです。
英語はNetflix(ネットフリックス)の英語字幕を参考にしています。
映画『劇場版 機動戦士ガンダム』
『認めたくないものだな 自分自身の若さ故の過ちというものを』
シャア・アズナブル(CV:池田秀一)
It pains me to admit this, but my naivete has cost us this mission.
日本語:認めたくないものだな 自分自身の若さ故の過ちというものを
英語訳:これを認めるのは辛いな 私の単純さのせいで私たちが犠牲を支払うこととなった
シーン:アムロが乗るガンダムによって、自分の部下が乗るザクが討たれてしまったときに、シャアがこのセリフを言いました。ガンダムを討とうと功を焦った新兵を、コントロールできなかった自分のことを言っているのかもしれませんね。
英語を見てみると、『認めたくないものだな』の部分が『これを認めるのは辛いな』と訳せるので、元の日本語と同じような意味になっていますね。ただ『自分自身の若さゆえの過ちというものを』の部分は、ちょっと意訳されているような気がします。この後、詳しく解説していきます。
英語の解説
熟語:it pains 人 to do ~
意味:~することが人を苦しめる
このitは仮の主語(形式主語)で、真の主語は不定詞の部分になります。
It pains me to admit this
日本語:認めたくないものだな
英語訳:これを認めるのは辛いな
直訳 :これを認めることは私を苦しめる
第4文型(SVOO)
cost OO:人に犠牲を支払わさせる、人に労力をかける
my naivete has cost us this mission.
日本語:自分自身の若さ故の過ちというものを
英語訳:私の単純さのせいで私たちが犠牲を支払うこととなった
直訳 :私の単純さが私たちに この任務という犠牲(部下の命)を支払わさせた
セリフは現在完了になっています。この部分は意訳したほうが分かりやすいと思います。
日本語の『自分自身の若さ』を英語では『my naivete:自分の単純さ』で表現していますね。この『my naivete』は『浅はかさ』と訳しても面白いかもしれません。『this mission:この任務(部下を失ってしまった任務)』は無理に訳さない方が分かりやすいですね。
『私の浅はかさが この犠牲を招いたのか』と訳してもカッコイイ感じがしますね。
最後に
シャア・アズナブルの名言『認めたくないものだな 自分自身の若さ故の過ちというものを』の英語解説になりました。
う~ん…ガンダムのセリフ、富野節は英語にもっていくのが難しそうですね。『若さ故』とかカッコイイですよね。しかも、この時のシャアは20歳と聞きます。20歳でこんなセリフを自分が言えるのか?と聞かれたら言える気がしませんね。
映画『逆襲のシャア』のシャアも好きなので、そっちの名言も解説していきたいです。
この記事を読んで、英語って楽しい!英語の勉強をしたくなった!って感じてもらえたら嬉しいです。
では、また英語解説の記事で会いましょう。
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(参照2022/10/28)
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