アニメ『機動戦士ガンダム 水星の魔女』（２０２２年）より
英題『Mobile Suit Gundam The Witch From Mercury』
ミオリネの名言『ロミジュリったら 許さないからね』の英語を紹介します。
英語ともとの日本語を比較すると、どちらもそれぞれの良さがあり面白いです。
英語はNetflix（ネットフリックス）の英語字幕を参考にしています。
アニメ第５話『氷の瞳に映るのは』『-Reflection in an Ice Eye-』より
アニメ『機動戦士ガンダム 水星の魔女』
『ロミジュリったら 許さないからね』
ミオリネ・レンブラン（CV：Lynn）
Don’t you dare go all Romeo and Juliet on me!
日本語：ロミジュリったら 許さないからね
英語訳：ロミオとジュリエットみたいにならないでよ
シーン：スレッタがエランとのデートに出かける直前のシーンです。ミオリネは御三家であるエランを警戒してスレッタを止めようとしますが、地球寮の生徒たちになだめられて止めきれず、最後にこのセリフを言って送り出すことになります。『ロミジュリったら』というのは、シェイクスピアの戯曲『ロミオとジュリエット』のように、宿敵と恋仲にならないようにという意味で言っているのでしょう。
日本語だと『ロミジュリったら』と『ロミオとジュリエット』を動詞のように使っているのが面白いですよね。日本語は『～る、～する』を付けて、名詞などを無理矢理動詞にできてしまうのがいい点ですね。英語では、さすがに『ロミオとジュリエット』を動詞としては使っていませんでした。
英語の解説
熟語：Don’t you dare ～
意味：絶対に～しないで、～するなよ
『Don’t you dare ～』の後には動詞の原形が続きます。否定の命令文よりも強い言い方で『絶対に～するなよ』といったニュアンスになります。
また、動詞を伴わず『Don’t you dare!』だけで『やめて！』『やめろ！』という意味で使うこともできます。
熟語：go all ～ on me
意味：～になる、～みたいになる
真ん中には形容詞や固有名詞が入り、『～の状態になる、～みたいになる』といった意味を表します。
セリフでは固有名詞の『Romeo and Juliet：ロミオとジュリエット』が入っており、『go all Romeo and Juliet on me：ロミオとジュリエットみたいになる』と訳せます。
また、『get』を使って『get all ～ on me』と表すこともあります。
最後に
ミオリネの名言『ロミジュリったら 許さないからね』の英語解説になりました。
Don’t you dare go all Romeo and Juliet on me!
日本語：ロミジュリったら 許さないからね
英語訳：ロミオとジュリエットみたいにならないでよ
英語だと『Don’t you dare ～：絶対に～しないでよ』を使って、強めに注意しているのが分かりますね。敵である御三家への警戒はもちろんですが、嫉妬心もあるのでは？と感じられますね。
ミオリネは以前の『ダブスタクソ親父』などもそうですが、言葉選びが独特で面白いですよね。今回は出番が少なかったにもかかわらず、印象に残っています。ポンポン名言を生み出してくれるので、今後にも期待しています。
この記事を読んで、英語って楽しい！英語の勉強をしたくなった！って感じてもらえたら嬉しいです。
では、また英語解説の記事で会いましょう。
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参照：機動戦士ガンダム 水星の魔女
（参照2022/11/01）
