映画『塔の上のラプンツェル』(2010年)より
原題『Tangled』
映画『塔の上のラプンツェル』から、ラプンツェルの名言の1つ、『いつまでも幸せに暮らしました』の英語を解説します。
これはラプンツェルが言ったセリフなのですが、昔話の終わりによく聞く定番のフレーズでもありますよね。
このフレーズはだいたい語り手・ナレーターが言うものだと思うのですが、今回はヒロインであるラプンツェルが言っており、英文を見てみるとよくある定型文と違いがあることに気が付きます。その点も楽しんでもらえたらと思います。
映画『塔の上のラプンツェル』
『そして いつまでも幸せに暮らしました』
ラプンツェル
And we’re living happily ever after.
吹替:そして いつまでも幸せに暮らしました
字幕:私たちは幸せに暮らしました
訳 :そして 私たちはいつまでも幸せに暮らしました
ユージーン
Yes, we are (living happily ever after).
吹替:そういうこと
字幕:そのとおり
訳 :そう 僕たちはずっと幸せに暮らしたんだ
シーン:映画の最後です。ラプンツェルとユージーンが結婚しましたという話の後に、ラプンツェルがこのセリフを言って映画の幕が下りますま。
よくある物語の最後を締める定型文なのですが、普通は『They’re living happily ever after.:彼らはいつまでも幸せに暮らしました』となるケースが多いです。これはナレーターが言ったり、絵本の文章になったりしているからです。語り手からすると、物語に登場する人物たちは第三者になります。なので、英語でいう3人称複数を指す『they』を使っています。
しかし、映画ではこのセリフをラプンツェル自身が言ったので主語が『they』ではなく、自分を含めた表現である『we』になっており、『we’re living happily ever after.:私たちはいつまでも幸せに暮らしました』となっています。ちょっと面白いですね。
英語の解説
動詞:live
意味:住む、暮らす
よく『~に住む』という意味で使うliveですが、『暮らす』という意味もあります。このセリフで覚えたいですね。
副詞:happily
意味:幸せに
形容詞の『happy:幸せな』はよく耳にすると思います。
形容詞に『-ly』をつけると副詞になるというルールがあるので、この作り方を覚えてみましょう!
happy + ly = happily ※happyのスペルの最後が『子音字+y』なので『y』が『i』になっています。
熟語:ever after
意味:末永く、以降ずっと
この単語を辞書で引いたら、『物語の締めの決まり文句』と書いてありました。こういった形で物語が終わるのは様式美って感じがしていいですね。
最後に
ラプンツェルの『そして、いつまでも幸せに暮らしました』の英語解説になりました。
本来は語り手・ナレーターが言うセリフを、主人公が自分自身で言うのが面白いですよね。なので、通常の『They ~』ではなく『We ~』になっているのも勉強になりますね。英文自体は難しいものではないので、英語を学びたての人に覚えてほしい文章です。
この記事を読んで、英語って楽しい!英語の勉強をしたくなった!って感じてもらえたら嬉しいです。
では、また英語解説の記事で会いましょう。
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参照:塔の上のラプンツェル
https://disneyplus.disney.co.jp/
(参照2022/10/26)
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