アニメ『ジョジョの奇妙な冒険 ファントムブラッド』第1部(2012年)より
英題『JoJo’s Bizarre Adventure: Phantom Blood』
ジョナサン・ジョースターの名言「君が泣くまで 殴るのをやめない」を英語で何と言うのかを解説します。
『泣くまで』に接続詞untilを使ってそうだな~と思っていたら、案の定使われていました。
合わせて『until』と『by』の違いについても解説していきたいと思います。
このセリフは日常でも使いやすい表現が詰まっていますね。単語を変えればいくらでも応用が効きそうです。
英語はNetflix(ネットフリックス)の英語字幕を参考にしています。
アニメ第1話『侵略者ディオ』より
アニメ『ジョジョの奇妙な冒険 ファントムブラッド』第1部
「君が泣くまで 殴るのをやめない」
ジョナサン・ジョースター
I’m going to beat you until you cry!
日本語:君が泣くまで 殴るのをやめない
英語訳:お前が泣くまで 私は殴るつもりだ!
英語の解説
助動詞表現:be going to
意味:~するだろう、~するつもりだ、~しそうだ
『be going to』のbeはbe動詞のことです。文の主語によって、be動詞も変わるので注意しましょう。
接続詞・前置詞:until
意味:~まで(継続)
『~までずっと継続して』というニュアンスです。そのときまでずっと継続して、その動作を続けるということになります。
ジョジョはディオに「君が泣くまで 殴るのをやめない」と言っているので、ずっと継続して殴り続けるというわけです。なので、このuntilを使っています。
また、気をつけてほしいことが1点あります。untilは接続詞だけでなく前置詞としても使えるということです。
よく比較される『untilとbyの違い』の1つとして覚えたいことは、untilの品詞が『接続詞・前置詞』であることに対して、byの品詞は『前置詞』であることです。
前置詞:by
意味:~までに(期限)
『~の期限までに』というニュアンスです。動作をずっと続けるのではなく、その期限までに動作を完了するということになります。
byは前置詞としてしか使えないので、この後に1文・節を置くことはできません。
仮に、セリフのuntilをbyにしてみると…
I’m going to beat you by you cry!
日本語:君が泣くまでに 殴るのをやめない
日本語訳がおかしいですよね。さらにbyは前置詞なので『by you cry』という表現は、英文としても誤りです。
最後に
ジョナサン・ジョースター「君が泣くまで 殴るのをやめない」の英語解説になりました。
ジョナサン・ジョースター
I’m going to beat you until you cry!
日本語:君が泣くまで 殴るのをやめない
英語訳:お前が泣くまで 私は殴るつもりだ!
日本語の『殴るのをやめない』が『殴るつもりだ』と訳されていますね。同じ意味ではありますが、やはりジョジョラーとしはもとの言い方の方が好きなのではないでしょうか。
『~するのをやめない!』って言い方がいいですよね。『~するまで、~するのをやめない!』が1つの定型文となっている気がします。言い換えがしやすいフレーズですよね。
また、殴るをbeat(ビート)で表していますね。これはもしかして『ふるえるぞハート!燃えつきるほどヒート!!おおおおおっ刻むぞ血液のビート!』のビートを意識したのかな?なんて勘ぐってしまします。
殴られたディオが涙を流して『このきたならしい阿保が』って言い返すのがまた好きです。『きたならしい』ってなかなか日常で使わないですよね。
ちなみに、英語では『Bloody bastard!:クソ野郎が』となっていました。この『bloody:クソな』はイギリス英語で使われるスラングです。ディオがイギリス出身だからこその表現なのかもしれませんね。面白い。
この記事を読んで、英語って楽しい!英語の勉強をしたくなった!って感じてもらえたら嬉しいです。
では、また英語解説の記事で会いましょう。
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