第787回.マーベル映画のセリフで『need to do』と『need doing』の違いを解説
映画『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:VOLUME3』(2023年)より
原題『Guardians of the Galaxy Vol. 3』
問題
ピーター・クイル / スター・ロード(クリス・プラット)
I think I need __ to everyone.
字幕:みんなに話がある
訳 :俺は皆に話をする必要があると思う
__に入るのはどちらでしょう?
①to talk
②talking
映画のシーン
映画:ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:VOLUME3
シーン:戦いが終わり、ガモーラが去った後のシーンです。スター・ロードはガーディアンズを抜けて祖父のいる地球に帰ることを決めます。そして、他のメンバーたちもそれぞれの道を歩み始めます。
答え
正解は①to talkです!
ピーター・クイル / スター・ロード
I think I need to talk to everyone.
字幕:みんなに話がある
訳 :俺は皆に話をする必要があると思う
詳しい英語の解説
need to do
意味:~する必要がある
『主語が~する必要がある』という能動的な意味を表す場合は、needの目的語に不定詞の名詞的用法を置き『need to do』とします。
セリフでは『to talk to everyone:皆に話をする』の部分が不定詞となっています。
I think I need to talk to everyone.
訳:俺は(俺が)皆に話をする必要があると思う
need doing / want doing
意味:~される必要がある
『need doing』と、needの目的語に動名詞を置いた場合は『主語が~される必要がある』という受動的な意味になります。
そのまま覚えてしまってもいいですが、動名詞(doing)部分の目的語が文の主語になっていると考えると分かりやすいです。
また、不定詞を使って書き換える場合は『need to be+動詞の過去分詞形』という受動態の表現を使います。
think (that) 1文
意味:~だと思っている、~だと考えている
接続詞that以下に1文・節を置いて名詞節を作ります。that以下の名詞節はthinkの目的語になります。
この接続詞thatは省略可能であり、会話ではほとんど省略されます。セリフでも省略されています。
I think (that) I need to talk to everyone.
訳:俺は皆に話をする必要があると思う
最後に
今回はここまでです。スター・ロードはガーディアンズを去ってしまいましたが、映画の最後に『The legendary Star-Lord will return.:伝説のスター・ロードは帰ってくる』とあったので、またどこかで出番がありそうで楽しみですね。
不定詞の名詞的用法と動名詞は基本的に同じような名詞句として使うことができますが、needのように動詞によっては意味が変わることがあるので気を付けましょう。
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参照:ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:VOLUME3
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(参照2024/01/15)
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