第790回.マーベル映画のセリフで形容詞『shocking, shocked』の違いを解説
映画『スパイダーマン:ホームカミング』(2017年)より
原題『Spider-Man: Homecoming』
問題
ピーター・パーカー / スパイダーマン(トム・ホランド)
I’m __ .
字幕:弱すぎてショック
訳 :僕はショックを受けてるよ
__に入るのはどちらでしょう?
①shocking
②shocked
映画のシーン
映画:スパイダーマン:ホームカミング
シーン:ピーターがバルチャーたちの取引を止めるためにタンカーに乗り込んだシーンです。バルチャーの部下たちを思ったよりもあっさりと倒せてしまい、ピーターは『弱すぎてショック』と一言つぶやきます。
答え
正解は②shockedです!
ピーター・パーカー / スパイダーマン
I’m shocked.
字幕:弱すぎてショック
訳 :僕はショックを受けてるよ
詳しい英語の解説
形容詞:shocked
意味:ショックを受けた、驚いた
shockedのように『-ed』の形になっている形容詞は『~させられる側』だと考えましょう。
セリフでは主語(ピーター)がショックを受けている側なので、こちらのshockedを使っています。
I’m shocked.
訳:僕はショックを受けてるよ
形容詞:shocking
意味:ショックを受けさせる、驚かせる
shockingのように『-ing』の形になっている形容詞は『~させる側』だと考えましょう。
主語がショックを受けさせる・驚かせる側の場合は、こちらのshockingを使いましょう。日本でも『ショッキングな出来事』のように使いますね。
動詞:shock
意味:~を驚かせる、~をびっくりさせる
shockingもshockedも、もともとは動詞shockから作られています。
shockingは現在分詞だと考え、進行形のイメージで『驚かせている』
shockedは過去分詞だと考え、受動態のイメージで『驚かされる』
このように考えると、イメージしやすくなると思います。
『-ing』『-ed』の形容詞の例
これらの形容詞も『-ing:~させる側』『-ed:~させられる側』になっています。
interesting:興味を持たせる / interested:興味を持った
exciting:興奮させる / excited:興奮した
boring:退屈させる / bored:退屈した
surprising:驚かせる / surprised:驚いた
scaring:怖がらせる / scared:怖がった
最後に
今回はここまでです。この後、後ろから来たもう1人にノールックでウェブシュートするのがカッコイイですよね。
『-ing』と『-ed』の形をとっている形容詞の違いはなかなか覚えにくいと思うので、ぜひ現在分詞と過去分詞のイメージで考えてみてください。
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参照:スパイダーマン:ホームカミング
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(参照2024/01/18)
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