第957回.マーベル映画のセリフで『第5文型(SVOC)』を解説
映画『アントマン』(2015年)より
原題『Ant-Man』
問題
スコット・ラング / アントマン(ポール・ラッド)
Wait a minute, I know this guy.
字幕:こいつ 知ってる
訳 :ちょっと待って 俺はこいつを知ってるぞ
I’m gonna call ① Ant-thony ② .
字幕:“アントニー”と呼ぼう
訳 :俺は彼をアントニーと呼ぶことにしよう
『him』が入るのは①、②のどちらの位置でしょう?
映画のシーン
映画:アントマン
シーン:ピム博士の家で、スコットが2代目アントマンになるためのトレーニングをしているシーンです。アリのコントロールを学ぶために勉強している中で、以前スコットが脱獄する際に運んでくれたアリ(個体番号247)を見つけ、アントニーと名付けます。
ちなみにこのシーンでアントニーの後ろに映っている書類の文に『ants and wasps:アント&ワスプ』と書いてあります。細かいところに小ネタが仕込まれているのが面白いですね。
答え
正解は①の位置です!
スコット・ラング / アントマン
I’m gonna call him Ant-thony.
字幕:“アントニー”と呼ぼう
訳 :俺は彼をアントニーと呼ぶことにしよう
詳しい英語の解説
第5文型(SVOC)
call O C
意味:OをCと呼ぶ
第5文型(SVOC)の形になっており、Oには対象の人など、Cには名前などが置かれます。
セリフを分かりやすいように『am gonna』の部分を省いて分類すると以下のようになります。
I call him Ant-thony.
訳:私は彼をアントニーと呼ぶ
S(主語):I
V(動詞):call
O(目的語):him
C(補語):Ant-thony
短縮形:gonna(=going to)
意味:~するつもりだ、~するだろう
主に口語で用いられる短縮形です。be動詞と合わせて、未来を表す『be going to』として使います。
フレーズ:Wait a minute.
意味:ちょっと待って、少し待って
『Wait a second.』や『Wait a moment.』が使われることもあります。
いずれも同じように『ちょっと(短い時間)待って』というニュアンスとなります。
最後に
今回はここまでです。スコットがつけた『Ant-thony:アントニー』という名前は、英語圏の男性名である『Anthony:アンソニー』と『ant:アリ』をもとにしているのでしょう。
ちなみにアイアンマンことトニー・スタークの本名も『Anthony Edward Stark:アンソニー・エドワード・スターク』になります。意識していたのか偶然なのか分かりませんが、スコットの愛馬(愛蟻?)がトニーと同じ名前を由来にしているのは面白いですね。
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(参照2024/07/17)
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