第745回.マーベル映画のセリフで形容詞『confusing, confused』の違いを解説
映画『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』(2021年)より
原題『Spider-Man: No Way Home』
問題
オットー・オクタビアス / ドクター・オクトパス(アルフレッド・モリーナ)
You’re not Peter Paker.
字幕:ピーターじゃない
訳 :お前はピーター・パーカーではない
ピーター・パーカー / スパイダーマン(トム・ホランド)
I am so __ right now.
字幕:僕も何が何だか
訳 :僕は今すごく混乱しているよ
__に入るのはどちらでしょう?
①confusing
②confused
映画のシーン
映画:スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム
シーン:高速道路でのスパイダーマンVSドクター・オクトパスのシーンです。オットーはスパイダーマンを拘束して追い詰めますが、その素顔を見て自分が知っているピーターではないことに気付き、一瞬攻撃の手を止めたときにアイアン・スパイダー・スーツのペアリング機能でアームの制御を奪われてしまいます。
MCU世界のピーターからしてみれば、いきなり覚えのない因縁で襲われているので、そりゃあ混乱してますよね。
答え
正解は②confusedです!
ピーター・パーカー / スパイダーマン
I am so confused right now.
字幕:僕も何が何だか
訳 :僕は今すごく混乱しているよ
詳しい英語の解説
形容詞:confused
意味:混乱した、混乱している
『-ed』の形になっている形容詞は『~させられる側』だと考えましょう。
セリフではピーターが混乱させられている側なので、こちらのconfusedが使われています。
I am so confused right now.
訳:僕は今すごく混乱しているよ
形容詞:confusing
意味:混乱させる
『-ing』の形になっている形容詞は『~させる側』だと考えましょう。
動詞:confuse
意味:~を混乱させる
confusingもconfusedも、もともとは動詞のconfuseから作られています。
confusingは現在分詞だと考え、進行形のイメージで『混乱させている』
confusedは過去分詞だと考え、受動態のイメージで『混乱させられている』
このように考えると、イメージしやすくなると思います。
『-ing』『-ed』の形容詞の例
これらの形容詞も『-ing:~させる側』『-ed:~させられる側』になっています。
interesting:興味を持たせる / interested:興味を持った
exciting:わくわくさせる / excited:わくわくした
boring:退屈させる / bored:退屈した
surprising:驚かせる / surprised:驚いた
単語・熟語の解説
right now
意味:今まさに、今すぐ
最後に
今回はここまでです。スーツのペアリング機能が強すぎますね。まさかドクター・オクトパスのアームの制御権まで奪ってしまうとは…
『-ing』と『-ed』の形をとっている形容詞の違いはなかなか覚えにくいと思うので、ぜひ現在分詞と過去分詞のイメージで考えてみてください。
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参照:スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム
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(参照2023/11/06)
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