第990回.マーベル映画のセリフで『助動詞+完了形』を解説
映画『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』(2016年)より
原題『Captain America: Civil War』
問題
バッキー・バーンズ / ウィンター・ソルジャー(セバスチャン・スタン)
You __ done that earlier?
字幕:もっと早くやれよ
訳 :お前はそれをもっと早くできなかったのか?
サム・ウィルソン / ファルコン(アンソニー・マッキー)
I hate you.
字幕:うるさい
訳 :お前なんか嫌いだ
__に入るのはどちらでしょう?
①couldn’t have
②haven’t could
映画のシーン
映画:シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ
シーン:空港での戦闘、サム&バッキーVSスパイダーマンのシーンです。2人とも拘束されて追い詰められてしまいますが、サムがレッドウィングを使ってスパイダーマンを場外に追い出します。それに対してバッキーが『それをもっと早くやれよ』と文句を言います。
答え
正解は①couldn’t haveです!
バッキー・バーンズ / ウィンター・ソルジャー
You couldn’t have done that earlier?
字幕:もっと早くやれよ
訳 :お前はそれをもっと早くできなかったのか?
詳しい英語の解説
could have done
意味:~したかもしれない、~だったかもしれない、~できたかもしれない
『助動詞+完了形(have+過去分詞)』の形をとることで過去に関することを述べることができます。
『could have+過去分詞』は過去の可能性についての推量・後悔・非難などを表すことができます。
セリフではバッキーが『~できなかったのか』と、過去のことについてサムを非難するようなニュアンスで使っていますね。
You couldn’t have done that earlier?
訳:お前はそれをもっと早くできなかったのか?
『助動詞+完了形』の例
may[might] have done:~したかもしれない、~だったかもしれない(過去の推量)
must have done:~したに違いない、~だったに違いない(過去の推量)
should have done:~したはずだ(過去の推量)、~すべきだったのに(過去の非難・後悔)
単語の解説
副詞:early
意味:早く
セリフでは比較級earlierが使われています。
動詞:hate
意味:~を嫌う
他の『could have done』を使ったセリフ
『could have done』を使ったセリフをもう1つ紹介します。
ドラマ『ファルコン&ウィンター・ソルジャー』より、サムとバッキーがウォーカーを説得しようとするシーンです。
ジョン・ウォーカー / キャプテン・アメリカ(ワイアット・ラッセル)
We could’ve been a team.
字幕:組めたのにな
訳 :俺たちはチームになれたかもしれないのにな
※could’ve=could have
『チームになれたかもしれない』と過去の推量を表していますね。
最後に
今回はここまでです。『座席を前に』のシーンもそうですが、この2人の凸凹コンビ感がいいですよね。
『助動詞+完了形』の形をとることで、過去のことに関する推量・非難・後悔などを表せます。高校範囲の単元になるので、高校生はぜひ覚えておきましょう。
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(参照2024/09/21)
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