MCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)シリーズのフェーズ1の最後に当たる『アベンジャーズ』
今回はこの映画の名言と名シーンを紹介します。
セリフについては、日本語字幕・元の英語・日本語訳を紹介していきます。
映画『アベンジャーズ』より
1.「攻撃の作戦は?」「作戦はある 攻撃だ」
スティーブ・ロジャース / キャプテン・アメリカ(クリス・エヴァンス)
Stark, we need a plan of attack!
字幕:攻撃の作戦は?
訳 :スターク 我々には攻撃の作戦が必要だ!
トニー・スターク / アイアンマン(ロバート・ダウニー・Jr)
I have a plan. Attack.
字幕:作戦はある 攻撃だ
訳 :作戦ならある 攻撃だ
シーン:ロキを捕まえ、ヘリキャリアまで連れていこうとしているシーン。その途中でソーが現れ、ロキを連れだしてしまいます。その時のトニーとキャップのやり取りになります。キャップの質問に対して、トニーは一応答えてはいますが何の解答にもなってないのが面白いですね。
MCUシリーズを見ている方は、キャップが作戦を立てる立場であるイメージがあるのではないでしょうか。しかし、この時の2人は出会ったばかりです。なので、キャップが一歩引いてトニーの意見を聞こうとしているようにも見えます。この後2人はお互いを知るにつれてドンドン険悪になっていくのがまた面白いですね。
英語の解説
単数形と複数形で意味が異なる
単数形:plan
意味:計画、作戦
複数形:plans
意味:予定、用事
2.「英語で話せ」
トニー・スターク / アイアンマン(ロバート・ダウニー・Jr)
That stator control unit can reverse the polarity long enough to disengage maglev and that could…
字幕:制御装置で極性を反転させ…
訳 :その固定子制御装置はマブレブを切り離すのに 十分極性を反転させている そしてそれは…
※stator(固定子)、polarity(極性)、disengage(切り離す)
スティーブ・ロジャース / キャプテン・アメリカ(クリス・エヴァンス)
Speak English!
字幕:英語で話せ
訳 :分かるように話せ!
シーン:ロキに洗脳されたホークアイたちの襲撃を受け、ヘリキャリアのエンジンの1つが破壊されてしまうシーン。それを修復するためにトニーとキャップが破壊された場所に向かいます。そこでトニーがキャプテンに手順を指示しますが、機械に疎いキャップはトニーの言っていることが分からず『英語で話せ!分かるように言え!』と返します。
このセリフが好きなのは、キャップはトニーに結構はっきりものを言うのが分かるからです。映画は違いますが『アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン』でトニーが『Shit!:クソ!』と言ったときに、キャップは『(Watch your) Language!:言葉が汚いぞ!』と言います。キャップが相手がトニーであろうとはっきりものを言っていて、キャラクター性が見えて好きです。
英語の解説
会話フレーズ:Speak English!
意味:分かるように言え!
直訳すると『英語を話せ!』となりますが、この場面で考えるとトニーの言っている内容がキャップには専門用語で全く分からず、いつも話している英語とは思えなかったんですね。なので、『自分が分かる英語で話してくれ!』という訳です。すなわち『分かるように言ってくれ!』となるわけです。
こういう面白い英会話フレーズは覚えちゃいますよね。
3.「僕には秘密がある いつも怒ってる」
スティーブ・ロジャース / キャプテン・アメリカ(クリス・エヴァンス)
Now might be a really good time for you to get angry.
字幕:今なら怒っていい
訳 :今こそ まさに怒っていい時だ
ブルース・バナー / ハルク(マーク・ラファロ)
That’s my secret, Captain.
字幕:僕には秘密がある
訳 :それこそ僕の秘密だ キャプテン
I’m always angry.
字幕:いつも怒ってる
訳 :僕はいつも怒っている
シーン:ニューヨーク決戦で、このセリフを言ってバナー博士がハルクに変身し、あの有名なアベンジャーズが集合するシーンを迎えます。おそらくこの話をするだけでファンは頭の中であのBGMが流れているのではないでしょうか。
映画『アベンジャーズ』のくくりでハルクの名言を紹介しましたが、このセリフがハルクの一番印象的なセリフですね。あんな温厚そうなバナー博士ですが、いつも怒ってるとは…
英語の解説
副詞:always
意味:いつも
alwaysは頻度を表す副詞であり、文によって置かれる位置が決まっています。
be動詞の文:be動詞の後
一般動詞の文:一般動詞の前
助動詞の文:助動詞の後
ハルクのこのセリフで覚えちゃいましょう!
4.「止められる 力を合わせれば」
ソー(クリス・ヘムズワース)
You think this madness will end with your rule?
字幕:お前の統治で この狂気が終わるか?
訳 :お前は この狂気がお前の統治で終わると思うか?
ロキ(トム・ヒドルストン)
It’s too late. It’s too late to stop it.
字幕:手遅れだ 止められない
訳 :遅すぎる この狂気を止めるにはあまりにも遅すぎる
ソー
No. We can, together.
字幕:いや 止められる 力を合わせれば
訳 :いや 俺たちはできる 一緒ならば
シーン:兄であるソーが弟のロキを説得するシーン。ソーが『Together:力を合わせれば』と言ってるのがいいですね。『Together:一緒に』といえばキャプテン・アメリカの口癖な印象がありますが、ソーがロキに言うのがまた兄弟愛を感じていいですね。
ただ、この後ロキは短剣でソーの腹を刺して、ソーを拒んでしまいます。MCUを通して兄であるソーは何度もロキに歩み寄りますが、その度に騙されてしまいますね。この兄弟のやり取りを見るのが楽しいです。
英語の解説
too … to ~(too to 構文)
意味:~するには…すぎる、…すぎて~できない
作り方:too+形容詞・副詞+to 動詞の原形
tooの後には形容詞・副詞が置かれます。また、to以降は不定詞となるため、動詞の原形が置かれます。
高校受験で頻繁にお目にかかる表現ですね。よく使うので覚えておきたい表現です。
5.「ブダペストを思い出す」「お前とは思い出が違う」
ナターシャ・ロマノフ / ブラック・ウィドウ(スカーレット・ヨハンソン)
Just like Budapest all over again.
字幕:ブダペストを思い出す
訳 :なんだかまたブダペストみたいね
クリント・バートン / ホークアイ(ジェレミー・レナー)
You and I remember Budapest very differently.
字幕:お前とは思い出が違う
訳 :俺とお前ではブダペストを違って覚えてるみたいだな
シーン:ニューヨーク決戦のシーンです。ブラック・ウィドウ、ホークアイ、キャプテン・アメリカが市民を助けつつロキが率いたチタウリを撃退しているシーンです。ここでブダペストという単語が初めてMCUで登場しました。このブダペストでの出来事は長らく謎に包まれていましたね。
映画『ブラック・ウィドウ』で、ブダペストでブラック・ウィドウとホークアイは出会って戦っており、そしてS.H.I.E.L.D.の入隊試験で『レッドルーム』の支配者ドレイコフの暗殺を試みた地であることが明らかになりました。
ブラック・ウィドウとホークアイの仲の良さが感じられていいシーンですね。
英語の解説
品詞
『different』『difference』『differently』はどれも『違う』という意味を持っています。その意味の違いが混ざっている学生は多いです。これらの違いは品詞が違います。
意味:違う
difference:名詞(違い)
different:形容詞(違った)
differently:副詞(違って)
おまけ:接尾辞の『-ce』は名詞、『-t』は形容詞、『-ly』は副詞のルールが同じである単語も紹介します。一緒に覚えるのがおススメです。
意味:大切
importance:名詞(大切さ)
important:形容詞(大切な)
importantly:副詞(大切に)
最後に
映画『アベンジャーズ』の名言・名シーンをまとめました。まだまだ名言はあるのでまた記事を作っていきたいですね。
まだアベンジャーズが一致団結しておらず、これからひとつになっていくという過程を描いているのが面白い作品です。トニーとキャップの関係性が見えてくるのが個人的に楽しいですね。他にもソーとロキの兄弟関係、ブラック・ウィドウとホークアイの友情と、振り返ってみるとどれもMCUを通して扱われている題材になっていますね。
またMCUの名言を紹介していきたいと思います。
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(参照2022/09/08)
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