映画『リメンバー・ミー』(2017年)より
原題『Coco』
映画『リメンバー・ミー』から、主人公ミゲルの名言の1つ『家族よりも大切なものはないんだ』の英語を解説します。
映画のテーマが『家族』である今作らしいセリフですね。
そして、映画の原題『Coco』について少し触れておきます。なんで、邦題と同じ『リメンバー・ミー(Remember Me)』じゃないんだろう?と思った人もいると思います。この原題『Coco』とは、映画を見た方なら分かると思いますが、ミゲルの曾祖母の名前『ママ・ココ』の『ココ(Coco)』です。メキシコでは、この『Coco』という名前はよく使われるようです。しかし、日本では『ココ』と言われても何のことだろう?となるので、おそらく主題歌のタイトルをそのまま映画のタイトルにしたのでしょう。
英語の表現は『比較(more, most型)』が使われています。
映画『リメンバー・ミー』
『家族よりも大切なものはないんだ』
ミゲル
Nothing’s more important than family.
吹替:家族よりも大切なものはないんだ
字幕:家族ほど大切なものはない
訳 :家族よりも大切なものはない
シーン:穴に落とされてしまったミゲルとヘクターがママ・イメルダに救出された後のシーンです。イメルダはミゲルの前でヘクターを他人扱いし、『あんたの過ちから家族を守ってきた』とヘクターに言います。しかし、ヘクターの家族を思う気持ちを知り、家族の大切さを学んだミゲルはヘクターの肩を持ちます。
英語の解説
代名詞:nothing
意味 :何もない
『nothing』は三人称単数扱いです。なので、be動詞はisを使います。セリフの『nothing’s』は『nothing is』の短縮形です。
ミゲル
Nothing’s more important than family.
吹替:家族よりも大切なものはないんだ
比較級:more important
意味 :より大切な
比較級・最上級の作り方は『原級+er, est』のものと『more, most型』があります。
こちらは後者です。『more, most型』になる形容詞・副詞は、基本はスペルが長いものだと覚えてしまっていいと思います。(※細かいルールがあるのですが、少し難しいので省略します。)
最後に
ミゲルの『家族よりも大切なものはないんだ』の英語解説になりました。中学2年生くらいのレベルの表現なので、ぜひ学生に紹介したい英文です。
ちなみに劇中で行われている『死者の日』は『ハロウィン』とは別物です。『死者の日』は10月31日ではなく、11月1日と2日に開催されます。故人を偲んで行われる行事で、日本の『お盆』に近いものですね。
私事なのですが、仲の良い友達でメキシコに住んでいるヘクターって方がいるんです。そう、映画のヘクターと同じ名前なんです。なので、特別愛着がある映画です。映画の内容もとても好きです。
あと気になっているのが、映画では死んだときの姿で死者の世界に行くみたいなので、せっかくなら若いときに逝ったほうが若い姿でいられるのかなあ?なんて思っちゃいます。
同じセリフが映画『スパイダーマン:ホームカミング』でもありました。よく使われるセリフといえばそうですね。
バルチャー / エイドリアン・トゥームス
Peter… nothing is more important than family.
字幕:ピーター 家族ほど大切なものはない
詳しくはこちらの記事をご覧ください。
この記事を読んで、英語って楽しい!英語の勉強をしたくなった!って感じてもらえたら嬉しいです。
では、また英語解説の記事で会いましょう。
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参照:映画『リメンバー・ミー』
https://disneyplus.disney.co.jp/
(参照2022/10/28)
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