アニメ『機動戦士ガンダムユニコーン』(2010年)より
英題『Mobile Suit Gundam Unicorn』
フル・フロンタルのセリフ「当たらなければどうということはない」の英語版を紹介し、その英語を解説していきます。
ユニコーンガンダムの強力なビームマグナムを避けたときに言ったセリフです。
英語はNetflix(ネットフリックス)の英語字幕を参考にしています。
『episode 2 赤い彗星』より
アニメ『機動戦士ガンダムユニコーン』
「当たらなければどうということはない」
フル・フロンタル(CV:池田秀一)
It doesn’t matter how powerful they are if they can’t hit me!
日本語:当たらなければどうということはない
英語訳:攻撃が私に当たらなければ 攻撃がどれだけ強力だろうと関係ない!
英語の解説
形式主語it
セリフ:It doesn’t matter 間接疑問文
意味:~は関係ない、~はどうでもいい
文頭のitは『形式主語』という形式的に置かれている主語で、真の主語は別にあります。
真の主語としてはthat節がよく用いられます。今回はthat節の代わりに名詞節である間接疑問文が用いられています。
It doesn’t matter how powerful they are
英語訳:攻撃がどれだけ強力だろうと関係ない!
間接疑問文
セリフ:how powerful they are
意味:それらがどれだけ強力なのか
作り方:疑問詞 S V ~
間接疑問文は疑問詞の後に『S V ~』と、肯定文の語順で文を続けて名詞節を作ります。
最後に
フル・フロンタルのセリフ「当たらなければどうということはない」の英語解説になりました。
このセリフは元々はシャア・アズナブルのセリフですね。シャアは機動戦士ガンダムの第2話『ガンダム破壊命令』でこれを言いました。フル・フロンタルもちょうど第2話で言っていますね。
フル・フロンタル(CV:池田秀一)
It doesn’t matter how powerful they are if they can’t hit me!
日本語:当たらなければどうということはない
英語訳:攻撃が私に当たらなければ 攻撃がどれだけ強力だろうと関係ない!
『どうということはない』が英語では『It doesn’t matter』とされています。しかし、この『It doesn’t matter』が『どうということはない』と訳せるかというと…訳せるといえば訳せますが…
そもそも『どうということはない』という言い回しを日常では使わないですよね。シャアかフル・フロンタルのこのセリフくらいしか思いつきません。
英語の解説をしていると、つくづくガンダムに登場するセリフが何とも独特な言い回しであることに気付かされます。ガンダムのセリフってかっこいいなと、毎回記事を書くたびに思います。
ガンダムユニコーンにもまだまだたくさん名言がありますよね。次は何を解説しようかな…
この記事を読んで、英語って楽しい!英語の勉強をしたくなった!って感じてもらえたら嬉しいです。
では、また英語解説の記事で会いましょう。
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参照:機動戦士ガンダム ユニコーン
(参照2023/04/19)
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