【エンドゲーム】マーベル映画のセリフで『been to』と『gone to』の違いを解説【英語の問題】

【エンドゲーム】マーベル映画のセリフで『been to』と『gone to』の違いを解説【英語の問題】

第949回.マーベル映画のセリフで『been to』と『gone to』の違いを解説

映画『アベンジャーズ/エンドゲーム』(2019年)より

原題『Avengers: Endgame』

 

問題

アベンジャーズ エンドゲーム マーベル

ロケット(ブラッドリー・クーパー)

Who here hasn’t __ to space?

字幕:宇宙が初めての奴?

訳 :ここの誰が宇宙に行ったことがないんだ?

 

__に入るのはどちらでしょう?

①been

②gone

 

映画のシーン

アベンジャーズ エンドゲーム マーベル

映画:アベンジャーズ/エンドゲーム

シーン:映画の序盤、サノスの居場所を捉えたアベンジャーズが宇宙へ飛び立ったシーンです。そのときにロケットが『宇宙に行ったことない奴は?』と、茶化すように言います。これからサノスを倒しに行くという緊迫した場面でも、軽口をたたけるのがロケットらしいですよね。

ちなみにこのとき手を挙げていたのはスティーブ、ナターシャ、ローディの3人です。3人とも正直に手を挙げているのが、なんだかかわいくてほほえましいですよね。

 

答え

アベンジャーズ エンドゲーム マーベル

正解は①beenです!

ロケット

Who here hasn’t been to space?

字幕:宇宙が初めての奴?

訳 :ここの誰が宇宙に行ったことがないんだ?

 

詳しい英語の解説

been to

意味:~に行ったことがある(経験)、~に行ってきたところだ(完了)

その場所に行ったことがあり、今は帰ってきているというニュアンスです。

『行ったことがある』という経験や『行ってきたところだ』という完了・結果を表します。

セリフでは『以前宇宙に行ったことがあるのか』を聞いているので、経験の意味で使っています。

Who here hasn’t been to space?

訳:ここの誰が宇宙に行ったことがないんだ?

gone to

意味:~に行ってしまった(完了)

その場所に行ってしまい、まだ帰ってきていないというニュアンスです。

『行ってしまった』という完了・結果を表します。

現在完了

作り方:助動詞have+動詞の過去分詞形

意味:~したことがある(経験)、~している(継続)、~したところだ、してしまった(完了・結果)

現在完了には経験・継続・完了(結果)の使い方があり、セリフでは『~したことがある』という経験の意味で使われています。

代名詞:who

意味:誰が

who, whatなど、品詞が代名詞である疑問詞は主語になることができます。

これらが主語になった場合は、文が疑問文ではなく肯定文(または否定文)の語順になります。(※セリフでは否定文)

代名詞whoは3人称単数として扱うため、助動詞haveがhasになっている点にも注意しましょう。

Who here hasn’t been to space?

訳:ここの誰が宇宙に行ったことがないんだ?

 

最後に

アベンジャーズ エンドゲーム マーベル

今回はここまでです。ロケットをはじめとするガーディアンズのメンバーは、こういうシリアスな場面でもおちゃらけて場を和ませてくれるのがいいですよね。

現在完了を習った際に『been to』と『gone to』の違いで困った方も多いと思います。今回のセリフのように映画でもよく使われるので、セリフと一緒に覚えてしまいましょう。

 

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参照:アベンジャーズ/エンドゲーム

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(参照2024/07/15)

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