第299回.頻度を表す副詞『always』は英文のどの位置に入れる?
映画『マイティ・ソー』(2011年)より
原題『Thor』
問題
オーディン
A wise king never seeks out war.
字幕:賢い王は決して好んで戦いなどしない
But he must __ ready for it.
字幕:だが 戦う覚悟はしておけ
__に入るのはどれでしょう?
①be always
②always be
映画のシーン
映画:マイティ・ソー
シーン:映画の冒頭、子供のソーとロキに父オーディンが「お前たちのいずれかが王になり、平和を守る役目を担うのだ」と話をしているシーン。「王になり、怪物たちを倒す」と言うソーに対し、オーディンは「賢い王は決して好んで戦いなどしない」と、正しい王あり方について語ります。
答え
正解は②always beです!
オーディン
A wise king never seeks out war.
字幕:賢い王は決して好んで戦いなどしない
But he must always be ready for it.
字幕:だが 戦う覚悟はしておけ
詳しい英語の解説
・頻度を表す副詞
always(いつも)は頻度を表す副詞であり、文法によって置かれる位置が決まっています。
be動詞の文:be動詞の後
一般動詞の文:一般動詞の前
助動詞の文:助動詞の後
こう書かれると、覚えるのが大変に思えますが、簡単な覚え方があります!
これらはすべて、否定文を作る際のnotの位置に置かれています。
・助動詞の文法
can, will, mustなどの助動詞が使われた文は、以下の文法で組み立てられます。
肯定文:主語 助動詞 動詞の原形 名詞など.
否定文:主語 助動詞 not 動詞の原形 名詞など.
疑問文:助動詞 主語 動詞の原形 名詞など?
否定文の文法のnotの位置とセリフのalwaysの位置を比べてみましょう。
主語 助動詞 not 動詞の原形 名詞など.
He must always be ready for it.
どちらも助動詞の後に置かれているのが分かります。他の頻度を表す副詞も同じ位置に置かれます。
また、今回のようにbe動詞が使われていても、助動詞がある場合は助動詞の文法が優先されます。
・頻度を表す副詞の例
頻度を表す副詞は主に以下のようなものがあります。
always:いつも
usually:たいてい、普段は
often:しばしば、よく
sometimes:ときどき
never:全くない、決してない
最後に
今回はここまでです。このオーディンの言葉やジェーンたちとの出会いがあったことからこそ、ソーは正しい王として成長していくことになるのでしょうね。
頻度を表す副詞は文法によって配置が異なりますが、否定文のnotの位置だと覚えておけば困ることはないでしょう。
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映画『マイティ・ソー』よりオーディン
A wise king never seeks out war.
賢い王は 決して好んで戦いなどしないBut he must __ ready for it.
だが 戦う覚悟はしておけ__に入るのは? pic.twitter.com/lWITnQt5Tg
— マーベル映画×英語塾 (@Ironman_English) May 21, 2021
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DVD・BD:マイティ・ソー
https://marvel.disney.co.jp/movie.html
(参照2021/06/07)
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