第997回.マーベル映画のセリフで『第2文型』を解説
映画『アイアンマン2』(2010年)より
原題『Iron Man 2』
問題
トニー・スターク / アイアンマン(ロバート・ダウニー・Jr)
That __ like coconut. And metal.
字幕:口の中がココナッツと メタルの味だ
訳 :ココナッツと金属みたいな味がする
__に入るのはどれでしょう?
①looks
②seems
③tastes
④smells
映画のシーン
映画:アイアンマン2
シーン:新元素を作り出したトニーのもとに、イワンから『スターク一族への復讐を始める』といった旨の連絡が入ります。その通信を逆探知したトニーは完成した新たなアーク・リアクターを装着し、ハマーのエキスポへと向かいます。この新たなアーク・リアクターを装着した際に、口の中にココナッツとメタルの味が広がったようです。
答え
正解は③tastesです!
トニー・スターク / アイアンマン
That tastes like coconut. And metal.
字幕:口の中がココナッツと メタルの味だ
訳 :ココナッツと金属みたいな味がする
詳しい英語の解説
『taste』と『taste like』の違い
動詞:taste
意味:~の味がする
句動詞:taste like
意味:~のような味がする
tasteのみで使う場合は、この後に補語となる形容詞が置かれます。
tasteは補語に直接名詞をとることができないので、名詞を置く場合は前置詞likeを補い『taste like』の形で使います。
セリフではこの後にcoconutという名詞が置かれているので『taste like』の形で使っています。
That tastes like coconut. And metal.
訳:ココナッツと金属みたいな味がする
第2文型(SVC)
『主語+動詞+補語(SVC)』の形になっている文を第2文型と言います。
このとき『主語=補語(S=C)』の関係が成り立っていることを覚えておきましょう。
セリフを分類すると以下のようになります。(※分かりやすくするため、文の一部を変えています。)
That tastes like coconut and metal.
訳:それはココナッツと金属みたいな味がする
主語(S):that
動詞(V):taste
補語(C):like coconut and metal(形容詞句)
第2文型(SVC)をとる動詞
第2文型をとる動詞には主に以下のようなものがあります。
be(am, are, isなど):~である
keep:~のままである
become:~になる
get:~になる
look:~に見える
sound:~に聞こえる
smell:~のにおいがする
taste:~の味がする
feel:~に感じる
seem:~に思われる
最後に
今回はここまでです。なんとなくこの味が気になって印象に残っているセリフです。ココナッツ&メタル味のコラボ商品とか出してくれないかなあ?
第2文型(SVC)は第3文型(SVO)との区別がついていない人が多いと思います。第2文型は『S=C』の関係になっていることを意識しておきましょう。
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(参照2024/10/05)
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