第1141回.マーベル映画のセリフで『間接疑問文』を解説
映画『アイアンマン』(2008年)より
原題『Iron Man』
問題
トニー・スターク / アイアンマン(ロバート・ダウニー・Jr)
I would have asked him how __ about what this company did.
字幕:我が社の行いに関して父に聞きたかった
訳 :この会社がしたことについて 彼がどう感じていたのか聞きたかった
__に入るのはどちらでしょう?
①did he feel
②he felt
答え
正解は②he feltです!
トニー・スターク / アイアンマン
I would have asked him how he felt about what this company did.
字幕:我が社の行いに関して父に聞きたかった
訳 :この会社がしたことについて 彼がどう感じていたのか聞きたかった
詳しい英語の解説
間接疑問文
作り方:疑問詞 S V ~
セリフ:how he felt
意味:彼がどう感じていたのか
間接疑問文は、疑問詞の後に『S V ~』と肯定文の語順で文を続けて名詞節を作ります。
セリフでは疑問詞howの後に『彼がどう感じていたのか』と肯定文の語順で文が置かれています。
※通常の疑問文だと『How did he feel?』という語順になります。
間接疑問文は名詞節を作るので目的語に置くことができます。セリフでは動詞askの目的語(直接目的語)になっています。
I would have asked him how he felt about what this company did.
訳:この会社がしたことについて 彼がどう感じていたのか聞きたかった
仮定法過去完了
would have+過去分詞
意味:(本当はしなかったけれど)~していただろう、~したかった
過去の事実に反する事柄には仮定法過去完了を使います。
仮定法はifを目印に考えがちですが、if節は省略されることもあります。そのため、助動詞の過去形を目印しましょう。
セリフでは助動詞の過去形『would』の後に『have asked』と完了形が続いているため、仮定法過去完了だと分かります。
I would have asked him how he felt about what this company did.
訳:この会社がしたことについて 彼がどう感じていたのか聞きたかった
関係詞what
関係詞節:what S V
意味:~すること、~するもの
関係詞whatは先行詞なしで使うことができ、名詞節を導きます。
what自身が『先行詞+関係代名詞:the thing (that)』になっていると考えましょう。
関係詞節:what this company did
意味:この会社がしたこと
セリフでは関係詞whatを含む関係詞節(名詞節)が、間接疑問文内でaboutの目的語になっています。
I would have asked him how he felt about what this company did.
訳:この会社がしたことについて 彼がどう感じていたのか聞きたかった
最後に
今回はここまでです。間接疑問文は『疑問文』という名前が付いていますが、通常の疑問文とは語順が異なります。文法を理解している人ほど間違えやすくなるので、注意しましょう。
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(参照2025/04/14)
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