第1192回.マーベル映画のセリフで『負ける』という意味の動詞を解説
映画『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』(2018年)より
原題『Avengers: Infinity War』
問題
サノス(ジョシュ・ブローリン)
I know what it’s like to __ .
字幕:敗北は無念だろう
訳 :負けるのがどういうことか 私は知っている
__に入るのはどれでしょう?
①lose
②fall
③fail
④be lost
答え
正解は①loseです!
サノス
I know what it’s like to lose.
字幕:敗北は無念だろう
訳 :負けるのがどういうことか 私は知っている
詳しい英語の解説
選択肢の単語
動詞:lose
意味:負ける
動詞:fall
意味:落ちる、倒れる
動詞:fail
意味:失敗する
be lost
意味:迷う、失われる
今回の選択肢はすべて動詞です。中学英語・英検3級レベルの単語になります。
I know what it’s like to lose.
訳:負けるのがどういうことか 私は知っている
間接疑問文
作り方:疑問詞 S V ~
セリフ:what it’s like to lose
意味:負けるのがどのようなことか
間接疑問文は、疑問詞の後に『S V ~』のように肯定文の語順で文を続けて名詞節を作ります。
セリフでは疑問詞whatの後に『it’s like to lose』と肯定文の語順で文が置かれています。
※通常の疑問文だと『is it like to lose』という語順になります。
間接疑問文は名詞節なので目的語に置くことができます。セリフでは動詞knowの目的語になっています。
I know what it’s like to lose.
訳:負けるのがどういうことか 私は知っている
it for to構文
作り方:it is C(for …)to do
意味:~することは(…にとって)Cだ
不定詞句などを主語に用いる場合、形式主語itを主語の位置に置き、真の主語を後ろにまわすことがあります。
セリフでは名詞節(間接疑問文)にこの表現が使われています。
疑問詞が文頭に置かれているため、分かりやすいようにもともとの位置に直して分類していきます。
セリフ:what it is like to lose
修正後:it is like what to lose
S(形式主語):it
V(動詞):is
C(補語):like what
真の主語(to不定詞):to lose
最後に
今回は『一般動詞』『間接疑問文』『it for to構文』を解説しました。複数の表現が組み合わさっていると難しく感じるので、1つずつ紐解いていきましょう。
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(参照2025/06/03)
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