映画『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』(2014年)より
原題『Guardians of the Galaxy』
はじめに
マーベル・アメコミ映画の名言を使って、英語の基礎から解説をします。
映画の英語をちょっとでも英語で分かってみたい!アメコミを英語で呼んでみたい!って方向けの記事です。
一緒に映画で英語を勉強してみましょう!
今回のテーマは、一般動詞”call”の使い方です!
今回の記事の内容は、YouTubeの動画でも解説しています。動画は下にリンクを貼りました。
名言・セリフ
スターロードのセリフ
『People call me Star-Lord.』
直訳『人々は、私のことをスターロードと呼ぶ。』
意訳『みんな、俺のことをスターロードって呼ぶぜ。』
このセリフは、映画『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』で、スターロードが初めてガモーラに会った時に、カッコつけながら言ったセリフです。ここのスターロードが真面目モードに入って、変にカッコつけてるところがすごく好きです。俳優さんのクリス・プラットを好きになっちゃいます!
この時使われた、一般動詞”call”はとても使う単語なので使い方を解説したいと思います!そして、最後にはこのセリフを使えるように…!
一般動詞”call”の意味
品詞:一般動詞
意味:呼ぶ・電話をする
例)
『Tony can’t call Steve.』
『トニーはスティーブを呼べない。』
『トニーはスティーブに電話ができない。』
使い方は1つではない!
注意!今回の名言である、
『People call me Star-Lord.』 『みんな、俺のことをスターロードって呼ぶぜ。』
と
『Tony can’t call Steve.』 『トニーはスティーブを呼べない。』
は、どちらも”呼ぶ”と言う意味を使っていますが、同じ使い方をしていません!英語は、1つの単語が複数の意味・使い方を持っています。なので、しっかりと区別する必要があります。
“call A B”の使い方
使い方:call A B
意味:AをBと呼ぶ
Aには、人が入り。Bには、名前が入ることが多いです。
例)
『Stan Lee calls Ironman Tony Stank.』
『スタンリーは、アイアンマンを、トニースカンクと呼ぶ。』
A(人に当たる):Ironman
B(名前に当たる):Tony Stank
今回の名言をこれに当てはめます。
『People call me Star-Lord.』
『人々は、私のことをスターロードと呼ぶ。』
A(人に当たる):me
B(名前に当たる):Star-Lord
苦手な人が多い、文型の話
使い方:call A B
意味:AをBと呼ぶ
これは、文型で言うと、第5文型と言われる形です。文型は、わからなくても英語を理解することは出来ますが、わかると便利です。
第5文型:SVOC
S:主語、V:動詞、O:目的語、C:補語です。苦手~って場合は、どれが、どれだかは、あんまり気にしなくても大丈夫です。
大切なのは、この第5文型は、O=Cの関係になっていることです。
『People call me Star-Lord.』
『人々は、私のことをスターロードと呼ぶ。』
S(主語):People
V(動詞):call
O(目的語):me
C(補語):Star-Lord
この文では、me=Star-Lordの関係になっていますね。私=スターロード
例)
ロナンがサノスに対して言ったセリフ
『You call me “boy!”』
『おまえは、私を”小僧”と呼ぶ!』
me=boyの関係になっているますね。私=小僧
第5文型の応用
第5文型の大切なことは、ほかの第5文型の動詞も同じ使い方が出来る点です。
第5文型:SVOC、において、O=Cの関係になる点です。他の第5文型の動詞”name”を例にだします。
“name”の意味は”名付ける”
例)
Peter’s mother named him Star-Lord.
『ピーターの母は、彼をスターロードと名付けた。』
S(主語):Peter’s mother
V(動詞):named
O(目的語):him
C(補語):Star-Lord
この文でも、him=Star-Lordの関係になっていますね。彼=スターロード
このように、第5文型を取る動詞だったら、”call”や”name”でもO=Cの関係になります。
問題
次の英文は、どちらの表現でしょう?
①呼ぶ・声をかける・電話をする
②~と呼ぶ(第5文型)
1.
Pepper calls Tony.
ペッパーは~
2.
Coulson called Tony many times.
コールソンは~
3.
Finally Gamora calls Petter Star-Lord.
ガモーラは~
答え
次の英文は、どちらの表現でしょう?
①呼ぶ・声をかける・電話をする
②~と呼ぶ(第5文型)
1.
Pepper calls Tony.
ペッパーはトニーに電話をかける。
①呼ぶ・声をかける・電話をする、になります。Tonyの後に何も単語が無いので、わかりやすいですね。
2.
Coulson called Tony many times.
コールソンはトニーに何度も電話をかけた。
①呼ぶ・声をかける・電話をする、になります。Tonyの後にある”many times”は”何度も”という意味で、名前ではありません。
3.
Finally Gamora calls Peter Star-Lord.
ついに、ガモーラはピーターをスターロードと呼んだ。
②~と呼ぶ(第5文型)、になります。”Peter”の後に名前に当たる”Star-Lord”がありますね。ピーター=スターロードの関係になっています。
まとめ
“call A B”で”AをBと呼ぶ”の表現はよく使います、今回紹介した映画『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』では劇中20回以上使われていました!
『People call me Star-Lord.』
『みんな、俺のことをスターロードって呼ぶぜ。』
って偉そうに言っておきながら、劇中そんなにスターロードと呼ばれないし、スタープリンスなんて呼ばれる場面もありました。
カッコつけたがりだけど、カッコがつかないスターロードらしいセリフだと思います。
今回の一般動詞”call”は、第5文型の動詞として使うことが出来ます。この第5文型は便利なので、今回のこの一般動詞”call”をキッカケに色んな第5文型の動詞が得意になってもらえたらと思います。
YouTubeの動画
DVD『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』
https://marvel.disney.co.jp/movie.html
(参照2019/03/20)
コメントを書く