【マーベル映画で学ぶ英語】“今すぐ”を意味する『right now』と『right away』の違いと使い方【問題編】

【マーベル映画で学ぶ英語】“今すぐ”を意味する『right now』と『right away』の違いと使い方【問題編】

MCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)のセリフを使って英語を勉強しよう!

 

英語学習の悩みの種の1つ、『似ている単語・熟語』を紹介していきます。

「今すぐ」を意味する『right now』と『right away』のどっちを使うのかの問題を出題します。

まずは簡単な2つの違いの解説をします。ちゃんと2つの違いを理解したい人は、こちらの記事で詳しく解説したのでどうぞ。

 

「今すぐ」の『right now』と『right away』の違い

right now

意味:今すぐに、まさに今

now(今)をrightが修飾して、今を強調している表現です。なので、『まさに今!』ってイメージです。

 

使える文:今がポイントになっています

・現在形

・未来形(今を含んでいる)

・現在完了(完了の意味の場合)

 

right away

意味:すぐに、ただちに

now(今)ではなく、ちょっと先のタイミングに対して使います。『この後すぐに!』ってイメージです。

 

使える文:今ではない

・未来形(今すぐ行う)

・過去形(過去の話を振り返る)

 

問題:映画のセリフで学ぶ

・ハルク/ブルース・バナー『いがみ合うのはよそう』

映画『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』(2018年)より

原題『Avengers: Infinity War』

アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー

ドクター・ストレンジ/スティーヴン・ストレンジのセリフ

Protecting your reality, douchebag.

字幕:現実を守ることだ クソ野郎

訳 :お前たちの現実を守ることだ クソ野郎

 

ハルク/ブルース・バナーのセリフ

Okay, guys. Could we table this discussion ___ ?

字幕:いがみ合うのはよそう

訳 :いいか みんな 今はこの議論を後回しにしないか?

 

___に入るのは『right now』と『right away』のどっち?

シーン:ドクター・ストレンジがサノスの襲来を予期して、アイアンマン/トニー・スタークを呼んでインフィニティ・ストーンの話をしているシーン。ドクター・ストレンジとアイアンマン、この2人はお互いナルシストで俺様形なので会話が成り立つのか?と思っていたらやはり水と油で、口喧嘩が始まってしまいます。トニーが少しきつい言い方をしたら、ストレンジはスラングの1つ『douchebag』『クソ野郎』で言い返す始末…

そこに割って入るバナー博士がまたかわいいですね。

 

 

答え

アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー

正解は『right now』です!

ドクター・ストレンジ/スティーヴン・ストレンジのセリフ

Protecting your reality, douchebag.

訳 :お前たちの現実を守ることだ クソ野郎

 

ハルク/ブルース・バナーのセリフ

Okay, guys. Could we table this discussion right now?

訳 :いいか みんな 今はこの議論を後回しにしないか?

 

詳しい英語の解説

『right now』と『right away』のどっち?

基本の考え方

現在の文=right now

現在以外の文=right away

Okay, guys. Could we table this discussion right now?

訳 :いいか みんな 今はこの議論を後回しにしないか?

この基本の考え方で考えると、元のセリフは助動詞の過去形Couldを使っていることから、過去だと考えて、現在以外の文なので『right away』を選択したくなります。

しかし、このcouldはcanの丁寧な表現です。なので、couldが過去形に見えますが、canの丁寧版を使っているだけなので現在の文になります。ちょっとしたひっかけ問題として、こちらのセリフを用意しました。

 

単語:table は一般動詞?

Okay, guys. Could we table this discussion right now?

訳 :いいか みんな 今はこの議論を後回しにしないか

tableと言えば名詞『テーブル』ですが、この文では文法から考えると主語weの次にtableがきていることから、tableが一般動詞だということが分かります。

 

table

・名詞:テーブル

・動詞:(議論などを)後回しにする・棚上げする・延期する

 

考え方としては、議論をテーブルに置く=テーブルに置いておき後で考える=後回しにするといった感じです。

誰でも知っているような単語tableですが、意外と知らない一般動詞としての使い方もあります。意味も面白いので覚えやすいですね。

 

最後に

アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー

トニーとストレンジが出会って、そのまま何も起きないはずがなく、やはり口喧嘩が勃発!それをなだめるバナー博士の構図がとてもかわいいですね。

このシーンからはright nowとright awayの違いに加え、一般動詞table(後回しにする)も覚えられます。ぜひこのシーンごと覚えてみてください。

特に助動詞の過去形couldを使っているので、間違えやすいのが注意点です。

 

まだMCUの作品にはright nowとright awayを使っているシーンがあるので、違いを覚えるために今後も紹介して、英語の解説をしていきたいと思います。

この英文の解説がほしい!というご要望やご感想などがありましたら、お気軽にコメントしてください!

 

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BD・DVD:アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー

https://marvel.disney.co.jp/movie.html

(参照2021/02/08)

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