第626回.『最後まで一緒だ』は英語で何と言う?『together』と『with』の違いは?
映画『キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー』(2014年)より
原題『Captain America: The Winter Soldier』
問題
スティーブ・ロジャース / キャプテン・アメリカ(クリス・エヴァンス)
Then finish it.
字幕:殺せよ
訳 :終わらせてくれ
Because I’m __ you to the end of the line.
字幕:最後まで一緒だ
訳 :僕は最後まで君と一緒だから
__に入るのはどちらでしょう?
①together
②with
映画のシーン
映画:キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー
シーン:墜落していくヘリキャリアでの最後の戦いのシーンです。スティーブは「親友だから戦えない」と言って盾を捨て無防備になりますが、バッキーは任務を遂行するために襲いかかってきます。しかし、スティーブの「最後まで一緒だ」という言葉を聞いて攻撃の手を止めます。
答え
正解は②withです!
スティーブ・ロジャース / キャプテン・アメリカ
Because I’m with you to the end of the line.
字幕:最後まで一緒だ
訳 :僕は最後まで君と一緒だから
詳しい英語の解説
前置詞:with
意味:~と一緒に
前置詞withはこの後に目的語を伴って、2単語以上で『目的語と一緒に』という意味を表します。
前置詞は1単語だけで使うことはできません。後ろに名詞・代名詞などの目的語を伴って使います。
セリフでは前置詞withの後に代名詞youが置かれています。
Because I’m with you to the end of the line.
訳:僕は最後まで君と一緒だから
副詞:together
意味:一緒に
副詞togetherは基本的に文末に置かれ、1単語で『主語が一緒に』という意味を表します。
副詞は1単語で意味をなすため、他の単語を伴わずとも使えます。
熟語:the end of the line
意味:終点、最後
ここで使われているendは『最後、終わり』という意味の名詞です。endは他にも『終える、終わる』といった意味の動詞としても使えます。
『the end of the line』が使われているシーン
ここで使われている『the end of the line』というフレーズは、実は後の作品でバッキーも使っています。
アニメ『ホワット・イフ…?』5話より、ゾンビ化したスティーブを撃退した際にバッキーが言っています。『the end of the line』をバッキーに言わせるとは、いい演出ですよね。
バッキー・バーンズ / ウィンター・ソルジャー(セバスチャン・スタン)
Sorry, pal. I guess this is the end of the line.
字幕:悪いな これで最後だ
訳 :すまない 相棒 これで最後になるだろう
最後に
今回はここまでです。キャップはよく『together:一緒に』と言っているイメージがありますが、ここではwithを使っていましたね。
今回紹介したtogetherとwithのように似たような意味でも、品詞が違うものもあります。使い方も異なるので、意味だけでなく品詞もしっかりと把握しておきましょう。
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【スパイダーマン】『会えてよかった』は英語で何と言う?『meet』と『see』の違いは?【マーベル映画のセリフで英語の問題】
参照:キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー
参照:ホワット・イフ…?
https://disneyplus.disney.co.jp/
(参照2023/04/01)
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