第831回.マーベル映画のセリフで『before』の品詞について解説
映画『アイアンマン』(2008年)より
原題『Iron Man』
問題
トニー・スターク / アイアンマン(ロバート・ダウニー・Jr)
Sometimes you gotta run “before” you can walk.
吹替:時には歩くより まず走れだ
字幕:時には歩く前に 走らねばならない
訳 :時には歩く前に 走らなければならない
この『before』の品詞はどれでしょう?
①副詞
②前置詞
③接続詞
映画のシーン
映画:アイアンマン
シーン:トニーがアイアンマン・マーク2の飛行テストをするシーンです。マーク2で飛び立とうとするトニーに対して、ジャービスが『飛行前には計算が必要で…』と制止するのですが、トニーは制止を無視して飛び立ちます。
ちなみに今回は吹替版の日本語訳『時には歩くより まず走れだ』がかっこよくてお気に入りなので、入れてみました。
答え
正解は③接続詞です!
トニー・スターク / アイアンマン
Sometimes you gotta run “before” you can walk.
吹替:時には歩くより まず走れだ
字幕:時には歩く前に 走らねばならない
訳 :時には歩く前に 走らなければならない
詳しい英語の解説
副詞:before
意味:以前に
前置詞:before
意味:~の前に
接続詞:before
意味:~する前に
beforeは副詞・前置詞・接続詞として使えます。『前に』という意味合いは同じですが、それぞれ使い方が異なります。
副詞beforeは主に文末でbeforeのみで用います。
前置詞beforeはこの後に名詞・名詞句を伴います。
接続詞beforeはこの後に1文・節を伴います。
セリフではbeforeの後に『you can walk』という1文・節が置かれているため、接続詞だと分かります。
Sometimes you gotta run before you can walk.
訳:時には歩く前に 走らなければならない
短縮形:gotta
元の形:have got to
意味:~しなければならない
『have got to』を短縮形にするとgottaとなります。この短縮形gottaは主に口語で用いられます。
『have to』とほぼ同じような意味を表します。to以降は不定詞となるため、動詞の原形が置かれます。
Sometimes you gotta run before you can walk.
訳:時には歩く前に 走らなければならない
単語の解説
副詞:sometimes
意味:時々、時には
最後に
今回はここまでです。前回紹介した『Records are made to be broken.:記録は破るためにある!』と合わせてお気に入りのセリフです。マーク2のテストシーンはトニーらしさ全開でいいですよね。
英語は1つの単語を複数の品詞で使うことがあります。意味合いが同じでも使い方が異なるため、それぞれの品詞の使い方を覚えておきましょう。
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(参照2024/03/12)
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