第830回.マーベル映画のセリフで『be動詞の選び方』を解説
映画『アイアンマン』(2008年)より
原題『Iron Man』
問題
トニー・スターク / アイアンマン(ロバート・ダウニー・Jr)
Records __ made to be broken!
字幕:記録は破るためにある!
訳 :記録は破られるために作られる!
__に入るのはどれでしょう?
①be
②am
③are
④is
映画のシーン
映画:アイアンマン
シーン:トニーがアイアンマン・マーク2を制作し、飛行テストをしているシーンです。最高高度の記録を抜こうとどんどん上昇しますが、スーツが凍結してしまい墜落しかけてしまいます。
この経験を生かしてアイアンマン・マーク3は凍結対策が施されます。そして、その凍結対策のおかげで、終盤の戦闘でオバディア/アイアンモンガーに勝利を収めることができました。
答え
正解は③areです!
トニー・スターク / アイアンマン
Records are made to be broken!
字幕:記録は破るためにある!
訳 :記録は破られるために作られる!
詳しい英語の解説
be動詞
be動詞は主語の人称や単数か複数かを確認して、使い分ける必要があります。時制が現在または過去の場合は、主語に応じて以下のように使い分けます。
主語の人称など | 単語の例 | be動詞(現在) | be動詞(過去) |
1人称単数 | I | am | was |
2人称単数 | you | are | were |
3人称単数 | he, she, it など | is | was |
複数 | we, you, they など | are | were |
セリフでは主語がRecordsと複数形になっており、時制が現在なのでbe動詞はareが使われています。
Records are made to be broken!
字幕:記録は破るためにある!
受動態(受け身)
作り方:be動詞+動詞の過去分詞形
意味:~される
主語が『~される』という意味の受け身の形です。セリフでは『are made:作られる』の部分にあたります。
字幕からは分かりにくいですが、直訳してみると受動態の表現が使われているのが分かります。
Records are made to be broken!
字幕:記録は破るためにある!
訳 :記録は破られるために作られる!
主語である『記録』は誰かに『作られる』立場であると考えると分かりやすいですね。
不定詞の副詞的用法(目的)
不定詞句:to be broken
意味:破られるために
不定詞句『to be broken』が動詞『be made』を修飾しています。
この不定詞句も『be動詞+動詞の過去分詞形』の形で受動態になっているので『破られる』と訳せます。
Records are made to be broken!
訳:記録は破られるために作られる
単語の解説
名詞:record
意味:記録、レコード
セリフでは複数形recordsになっています。
動詞:make
意味:~を作る
原形-過去形-過去分詞形:make – made – made
動詞:break
意味:~を壊す
原形-過去形-過去分詞形:break – broke – broken
最後に
今回はここまでです。トニーの名言というと『I am Iron Man.:私がアイアンマンだ』が一番有名ですが、この『Records are made to be broken!:記録は破るためにある!』も大好きです。自信家のトニーらしくていいですよね。
今回問題にしたbe動詞の使い分けは英語の基礎に当たります。しかし、日本語にはない感覚のため、英語を使うときはしっかりと意識しておきましょう。
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(参照2024/03/11)
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