第849回.マーベル映画のセリフで『be動詞の選び方』を解説
映画『アイアンマン2』(2010年)より
原題『Iron Man 2』
問題
トニー・スターク / アイアンマン(ロバート・ダウニー・Jr)
I am Iron Man.
字幕:私がアイアンマンだ
The suit and I __ one.
字幕:スーツと私は一体だ
訳 :スーツと私は1つだ
__に入るのはどれでしょう?
①am
②are
③is
映画のシーン
映画:アイアンマン2
シーン:トニーが軍事委員会に呼び出され、アイアンマンは兵器なので政府に渡してほしいと求められるシーンです。トニーは『スーツと私は一体だ 自分自身を人の手に渡したら売春行為と同じだぞ』と政府を煽りつつ、要求を断固拒否します。
答え
正解は②areです!
トニー・スターク / アイアンマン
The suit and I are one.
字幕:スーツと私は一体だ
訳 :スーツと私は1つだ
詳しい英語の解説
be動詞
be動詞は主語の人称や単数か複数かを確認して、使い分ける必要があります。時制が現在または過去の場合は、主語に応じて以下のように使い分けます。
主語の人称など | 単語の例 | be動詞(現在) | be動詞(過去) |
1人称単数 | I | am | was |
2人称単数 | you | are | were |
3人称単数 | he, she, it など | is | was |
複数 | we, you, they など | are | were |
セリフでは主語が『the suit and I:スーツと私』と複数であり、時制が現在なのでbe動詞はareが使われています。
The suit and I are one.
字幕:スーツと私は一体だ
人称代名詞の語順
I, youなどの人称代名詞などを並べるときは、原則として『2人称>3人称>1人称』の順になります。
相手を立てて自分がへりくだるようにするため、このような順になります。(※悪い内容を言う場合や、身分が明確な場合はこの語順が変化することもあります。)
セリフでは『the suit:3人称』と『I:1人称』を接続詞andで並べており、3人称である『the suit』が先に置かれています。
The suit and I are one.
字幕:スーツと私は一体だ
人称代名詞の語順の例
それぞれの人称代名詞を組み合わせると、以下のような例ができます。
you and I:あなたと私(2人称>1人称)
he and I:彼と私(3人称>1人称)
you and he:あなたと彼(2人称>3人称)
you, he and I:あなたと彼と私(2人称>3人称>1人称)
最後に
今回はここまでです。トニーの名言である『I am Iron Man.:私がアイアンマンだ』がここでも使われていますね。このシーンではトニーが自分の死期が近いことを悟っているからか、焦っているようで政府に対して少し挑発的ですよね。
今回問題にしたbe動詞の使い分けは英語の基礎に当たります。しかし、日本語にはない感覚のため、英語を使うときはしっかりと意識しておきましょう。
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(参照2024/04/05)
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