第1148回.マーベル映画のセリフで『関係代名詞(主格)』を解説
映画『アイアンマン』(2008年)より
原題『Iron Man』
問題
トニー・スターク / アイアンマン(ロバート・ダウニー・Jr)
I saw that I had become part of a system __ is comfortable with zero accountability.
字幕:それで気付いた 自分が無責任なシステムの一部だと
訳 :私は責任を問われることなく成り立つシステムの一部になっていたことに気づいた
__に入るのはどれでしょう?
①what
②who
③that
答え
正解は③ that です!
トニー・スターク / アイアンマン
I saw that I had become part of a system that is comfortable with zero accountability.
字幕:それで気付いた 自分が無責任なシステムの一部だと
訳 :私は責任を問われることなく成り立つシステムの一部になっていたことに気づいた
詳しい英語の解説
関係代名詞(主格)
関係代名詞節:that is comfortable with zero accountability
意味:(それは)責任を問われることなく成り立つ
関係代名詞節『that is comfortable with zero accountability』が先行詞の『a system』を修飾しています。
I saw that I had become part of a system that is comfortable with zero accountability.
訳:私は責任を問われることなく成り立つシステムの一部になっていたことに気づいた
主節(+名詞節)と関係代名詞節の英文を元に戻すと、それぞれ以下のような文になります。
主節+名詞節:I saw that I had become part of a system.
訳:私はシステムの一部になっていたことに気づいた
関係代名詞節:It is comfortable with zero accountability.
訳:それは責任を問われることなく成り立つ
主節(+名詞節)の『a system』と関係代名詞節の『it』が共通した語となっています。
接続詞:that
意味:~だということ
接続詞that以下に1文・節を置いて名詞節を作ります。この名詞節は主語・補語・目的語となります。
セリフでは動詞sawの目的語になっています。この接続詞thatは省略することもできます。
主節の動詞が過去形のとき、従属節の動詞をそれに応じた形に変えます。これを時制の一致と言います。
時制の一致が起こる場合、従属節の動詞が現在形のときは過去形に、過去形のときは過去完了形に変えます。
セリフは主節が過去形なので時制の一致が起こり、従属節の時制が過去なので過去完了形になっています。
I saw that I had become part of a system that is comfortable with zero accountability.
訳:私は責任を問われることなく成り立つシステムの一部になっていたことに気づいた
最後に
今回は『関係代名詞(主格)』と『接続詞that(時制の一致)』を確認しました。どちらもthatを使っているので、どの表現のthatなのかをしっかり見極めましょう。
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(参照2025/04/16)
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