第1165回.マーベル映画のセリフで『助動詞+完了形』を解説
映画『キャプテン・アメリカ:ブレイブ・ニュー・ワールド』(2025年)より
原題『Captain America: Brave New World』
問題
サム・ウィルソン / キャプテン・アメリカ(アンソニー・マッキー)
I should have __ that serum. Bucky was full of shit.
訳:血清を打つべきだった バッキーの嘘つきめ
__に入るのはどれでしょう?
①take
②took
③taken
④taking
答え
正解は ③ taken です!
サム・ウィルソン / キャプテン・アメリカ(アンソニー・マッキー)
I should have taken that serum. Bucky was full of shit.
訳:血清を打つべきだった バッキーの嘘つきめ
詳しい英語の解説
助動詞+完了形
should have done
意味:①~すべきだったのに(過去の非難・後悔) ②~したはずだ(過去の推量)
『助動詞+完了形(have+過去分詞)』の形をとることで過去に関することを述べることができます。
『should have+過去分詞』は主に2つの意味があり、セリフでは①の『~すべきだったのに』という過去のことに関する後悔を表しています。
I should have taken that serum.
訳:血清を打つべきだった
『助動詞+完了形』の例
could have done
意味:~したかもしれない、~だったかもしれない(過去の推量)
may[might] have done
意味:~したかもしれない、~だったかもしれない(過去の推量)
must have done
意味:~したに違いない、~だったに違いない(過去の推量)
cannot[couldn’t] have done
意味:~したはずがない、~だったはずがない(過去の推量)
need not have done
意味:~する必要はなかったのに(過去の非難・後悔)
スラング(汚い言葉)
full of shit
意味:嘘ばかり言っている、デタラメを言っている、信用できない
『shit』は『クソ』という意味を持っており、『full of shit』を直訳すると『クソでいっぱい』となります。
このフレーズは相手を『嘘つき』だと罵るときに使うスラングです。
Bucky was full of shit.
訳:バッキーは嘘つきだった
サムは病院でバッキーに『血清を打つべきだった』と悩みを打ち明けましが、バッキーは『血清を打たなくていい』とアドバイスをします。
しかし、レッドハルクに追い詰められて、そう言ってくれたバッキーに対して文句を言っています。
最後に
今回は『助動詞+完了形』を解説しました。過去のことに関する推量・非難・後悔などを表せます。高校範囲の単元になるので、高校生はぜひ覚えておきましょう。
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参照:Captain America: Brave New World | Official Teaser
https://youtu.be/O_A8HdCDaWM?si=czVvN8B–fiXNLd-
(参照2025/05/07)
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