第1266回.マーベル映画のセリフで『受動態(受け身)』を解説
映画『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』(2021年)より
原題『Spider-Man: No Way Home』
問題
ピーター・パーカー / スパイダーマン(トム・ホランド)
Ever since I got bitten __ that spider…
字幕:クモに嚙まれてから…
訳 :あのクモに噛まれてからずっと…
__に入るのはどれでしょう?
①on
②from
③by
④with
答え
正解は③byです!
ピーター・パーカー / スパイダーマン
Ever since I got bitten by that spider…
字幕:クモに嚙まれてから…
訳 :あのクモに噛まれてからずっと…
※セリフではくだけた口語のため過去分詞形『bitten』が『bit』になっています。
詳しい英語の解説
受動態(受け身)
作り方:be動詞+動詞の過去分詞形
意味:~される
作り方:get+動詞の過去分詞形
意味:~される
『be動詞+動詞の過去分詞形』で、主語が『~される』という意味の受け身の形を作ります。
be動詞の代わりに『get』を使うこともあります。『get』の場合は『~になる』のように変化を表します。
また受動態の文で行為者を表す場合は、主に前置詞『by』を用います。
セリフでは『get』と過去分詞形『bitten』で『get bitten:噛まれた』となっています。
Ever since I got bitten by that spider…
訳:あのクモに噛まれてからずっと…
動詞:bite
意味:~を噛む
原形-過去形-過去分詞形:bite – bit – bitten[bit]
動詞『bite』の正しい過去分詞形は『bitten』ですが、実際のセリフでは『bit』を使っています。
このようにアメリカ英語のくだけた口語表現では、過去分詞形として『bit』を使うこともあります。
最後に
今回は『受動態』を解説しました。今回のセリフは分かりやすい例でしたが、受動態は日本語字幕や吹き替えでは分からないことが多いので『~される』立場だということを意識しておきましょう。
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参照:スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム
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(参照2025/09/16)
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