【スパイダーマン】マーベル映画のセリフで『wish+仮定法』を解説【英語の問題】

【スパイダーマン】マーベル映画のセリフで『wish+仮定法』を解説【英語の問題】

第1273回.マーベル映画のセリフで『wish+仮定法』を解説

映画『スパイダーマン2』(2004年)より

原題『Spider-Man 2』

 

問題

ピーター・パーカー / スパイダーマン(トビー・マグワイア)

I wish I __ tell you how I feel about you.

字幕:この気持ちを伝えたい

訳 :僕が君のことをどう思っているのか 伝えられたらいいのに

__に入るのはどちらでしょう?

①can

②could

 

 

答え

映画『スパイダーマン2』 原題『Spider-Man 2』 マーベル

正解は②couldです!

ピーター・パーカー / スパイダーマン

I wish I could tell you how I feel about you.

字幕:この気持ちを伝えたい

訳 :僕が君のことをどう思っているのか 伝えられたらいいのに

 

詳しい英語の解説

wish+仮定法

意味:~ならなあ、~だったらなあ

『wish:~を願う』が導く節に仮定法を用いることで、実現する可能性が低い願望・実現不可能な願望を表すことができます。

『願っているときと同時のこと』には仮定法過去を、『願っているときよりも過去のこと』には仮定法過去完了を用います。

セリフでは『現在願っているけれどできない願望』なので仮定法過去が用いられており、助動詞の過去形『could』が使われています。

wish I could tell you how I feel about you.

訳:僕が君のことをどう思っているのか 伝えられたらいいのに

第4文型(SVOO)

『wish』が導く節が『人に物を与える』というニュアンスの第4文型の形になっています。

第4文型は、SVの後にO1(間接目的語)とO2(直接目的語)と続けて『SがO1にO2を与える』という意味になります。

1つ目の目的語に『与える人』、2つ目の目的語に『与える物』を置くと考えると分かりやすいと思います。

その節だけを抜き出して、分類すると以下のようになります。

I could tell you how I feel about you.

訳:僕が君のことをどう思っているのかを君に伝える

S(主語):I

V(動詞):could tell

O1(目的語1):you

O2(目的語2):how I feel about you(間接疑問文)

間接疑問文

作り方:疑問詞 S V ~

セリフ:how I feel about you

意味:僕が君のことをどう思っているのか

間接疑問文は、疑問詞の後に『S V ~』のように肯定文(平叙文)の語順で文を続けて名詞節を作ります

セリフでは疑問詞『how』の後に『I feel ~』と肯定文の語順で文が置かれています。(※通常の疑問文だと『do I feel ~』という語順です。)

間接疑問文は名詞節なので目的語に置くことができます。セリフでは動詞『tell』の直接目的語(O2)になっています。

I wish I could tell you how I feel about you.

訳:僕が君のことをどう思っているのか 伝えられたらいいのに

 

最後に

映画『スパイダーマン2』 原題『Spider-Man 2』 マーベル

今回は『wish+仮定法』『第4文型(SVOO)』『間接疑問文』を解説しました。『仮定法』は苦手とする方が多い単元ですが、こういった心情描写を読み取ることもできるため、ぜひ使い方を覚えておきましょう。

 

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参照:スパイダーマン2

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(参照2025/09/23)

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