第297回.『belong to ~』「~が所有する・所属する」の使い方&三人称単数を解説
映画『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』(2016年)より
原題『Captain America: Civil War』
問題
アイアンマン/トニー・スターク
That shield __ belong to you.
字幕:盾を置いていけ
You don’t deserve it.
字幕:君に持つ資格はない
My father made that shield!
字幕:父が作った盾だ
__に入るのはどれでしょう?
①isn’t
②don’t
③doesn’t
映画のシーン
映画:シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ
シーン:終盤のキャプテンVSアイアンマンのシーン。最後にキャプテンがアイアンマンのアークリアクターを破壊して決着がつきます。その後、立ち去ろうとするキャプテンたちに対してトニーがこの言葉を言い、キャプテンは盾を置いていきます。
トニーとキャプテンが決別してしまうという見ていて胸が張り裂けそうになるシーンです。この盾は『エンドゲーム』まではキャプテンに返されず、トニーの手元にありました。
答え
正解は③doesn’tです!
アイアンマン/トニー・スターク
That shield doesn’t belong to you.
字幕:盾を置いていけ
You don’t deserve it.
字幕:君に持つ資格はない
My father made that shield!
字幕:父が作った盾だ
詳しい英語の解説
・直訳
セリフを直訳すると以下のようになります。
That shield doesn’t belong to you.
その盾は君の所有物じゃない
thisやthatなどの物が主語の場合はbe動詞の文になることが多いですが、このセリフのように一般動詞の文を作ることもできます。
主語の『that shield』は三人称単数なので、否定文の場合はdoesn’tを入れましょう。
・主語が三人称単数の文
主語が三人称単数で時制が現在の一般動詞の文は以下のように作ります。
肯定文:主語 一般動詞+“s” 目的語など
否定文:主語 does not(doesn’t) 一般動詞の原形 目的語など
疑問文:Does 主語 一般動詞の原形 目的語など
肯定文では一般動詞に“s”をつけ、否定文・疑問文ではdoをdoesに変えましょう。
・belong to ~
意味:~に所属する、~が所有する
後に組織やチームなどがくると「所属する」と訳しますが、人などがくる場合は「所有する」とも訳せます。
・動詞:deserve
意味:~にふさわしい、~の価値がある
最後に
今回はここまでです。この2人の決別シーンは何度見ても心苦しいですね。
『belong to ~』は「~に所属する」で覚えている人が多いと思いますが、物を主語にして「~が所有する」という意味でも使えるので、こちらも覚えておきましょう。
他の問題にも挑戦しよう!
他の『マーベル英語検定』の記事のリンクはこちら
Twitterのアカウントはこちら
マーベル英語検定を日々更新しています。フォローよろしくお願いします!
過去の作品はこちら
前回の記事はこちら
【ロキ】「よく知っている」『be familiar with/be familiar to/be known to』の違いは?【アベンジャーズのセリフで英語の問題】
【ロキ】「よく知っている」『be familiar with/be familiar to/be known to』の違いは?【アベンジャーズのセリフで英語の問題】
DVD・BD:シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ
https://marvel.disney.co.jp/movie.html
(参照2021/07/01)
コメントを書く