第800回.マーベル映画のセリフで『状態動詞』を解説
映画『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』(2016年)より
原題『Captain America: Civil War』
問題
トニー・スターク / アイアンマン(ロバート・ダウニー・Jr)
That shield __ to you.
字幕:盾を置いていけ
訳 :その盾は君のものではない
__に入るのはどちらでしょう?
①isn’t belonging
②doesn’t belong
映画のシーン
映画:シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ
シーン:映画の終盤、スティーブVSトニーのシーンです。最後にスティーブがトニーのアーク・リアクターを破壊して決着がつきます。その後、立ち去ろうとするスティーブたちに対してトニーがこの言葉を言い、スティーブは盾を置いていきます。
答え
正解は②doesn’t belongです!
トニー・スターク / アイアンマン
That shield doesn’t belong to you.
字幕:盾を置いていけ
訳 :その盾は君のものではない
詳しい英語の解説
belong to
意味:~が所有する、~に所属する
後に人などを置き『~が所有する、~のものである』という意味になります。セリフではこちらの意味で使われています。
また、後に組織・グループなどを置き『~に所属する、~の一員である』という意味にもなります。
belongは状態動詞のため進行形にはしません。そのため、セリフでは一般動詞の否定文としてdoesn’tが使われています。
That shield doesn’t belong to you.
訳:その盾は君のものではない
状態動詞
動詞には一時的な動作や行動を表す動作動詞、一定期間継続する状態を表す状態動詞があります。
状態動詞は基本的に進行形にはしません。(※一時的な状態などを表す際に例外的に進行形にすることもあります。)
日本語が『~している』という訳になるものもあるため、進行形と間違えないように気を付けましょう。
主に以下のような動詞が、状態動詞にあたります。
心理を表す動詞
『like:好きである』『love:愛する』『hope:望む』『want:欲しい』『think:思う』『believe:信じる』
『know:知っている』『understand:理解している』『remember:覚えている』『forget:忘れている』など
知覚・感覚を表す動詞
『see:見える』『hear:聞こえる』『feel:感じる』『smell:匂いがする』『taste:味がする』など
その他の状態を表す動詞
『be:~である』『have:持っている』『own:所有している』『belong to:~に所属している』『live:住んでいる』
『remain:~のままである』『contain:含んでいる』『exist:存在する』『resemble:似ている』など
最後に
今回はここまでです。このシーンはトニーとスティーブが決別してしまうという、見ていて胸が張り裂けそうになるシーンですよね。
中学英語だと『likeやknowは進行形にならない』といった感じに曖昧に教えられることが多いです。慣れてきたら、そういった動詞は状態動詞なんだと意識していきましょう。
タグを使って好きな記事を読もう!
英語表現や映画、キャラクターごとにタグを作っています。興味のあるタグで色々な記事を読んでもらえると嬉しいです。
他の問題にも挑戦しよう!
他の『マーベル英語検定』の記事のリンクはこちら
X(旧Twitter)でのポスト(ツイート)はこちら
ハッシュタグ #マーベル英語検定 で日々問題を出題しています!
X(旧Twitter)のアカウントはこちら
マーベル英語検定を日々更新しています。フォローよろしくお願いします!
過去の作品はこちら
前回の記事はこちら
参照:シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ
https://disneyplus.disney.co.jp/
(参照2024/01/23)
コメントを書く