第851回.マーベル映画のセリフで『第5文型(SVOC)』を解説
映画『キャプテン・アメリカ/ザ・ファースト・アベンジャー』(2011年)より
原題『Captain America: The First Avenger』
問題
ヨハン・シュミット / レッドスカル(ヒューゴ・ウィーヴィング)
What made __ ?
字幕:お前の何が特別なんだ?
訳 :何がお前をそんなに特別にしたんだ?
スティーブ・ロジャース / キャプテン・アメリカ(クリス・エヴァンス)
Nothing. I’m just a kid from Brooklyn.
字幕:何も ただのガキだ
訳 :何もない 僕はただのブルックリン出身のガキだ
__に入るのはどちらでしょう?
①you so special
②so special you
映画のシーン
映画:キャプテン・アメリカ/ザ・ファースト・アベンジャー
シーン:ヒドラの最後の基地にスティーブが乗り込んでいったシーンです。捕らえられてしまったスティーブに対し、レッドスカルは『アースキンはお前に全てを与えた お前の何が特別なんだ?』と問いますが、スティーブは『ただのブルックリン出身のガキだ』と返します。また、2回目の『I can do this all day.:まだやれるぞ』もここで言っています。
答え
正解は①you so specialです!
ヨハン・シュミット / レッドスカル
What made you so special?
字幕:お前の何が特別なんだ?
訳 :何がお前をそんなに特別にしたんだ?
詳しい英語の解説
第5文型(SVOC)
make O C
意味:OをCにする
レッドスカルのセリフが第5文型(SVOC)になっています。主にOには対象の人など、Cには形容詞などが置かれます。
また疑問文ですが、疑問詞whatが主語になっているため、肯定文と同じ語順になっています。
What made you so special?
訳:何がお前をそんなに特別にしたんだ?
S(主語):what
V(動詞):made
O(目的語):you
C(補語):so special
形容詞句:from Brooklyn
意味:ブルックリン出身の
セリフでは『from Brooklyn』が形容詞句となり、直前の名詞『a kid』を後置修飾しています。
I’m just a kid from Brooklyn.
訳:僕はただのブルックリン出身のガキだ
『~出身だ』というフレーズを『be from ~』で覚えている方もいると思いますが、セリフはその使い方とは別の形になっています。
もし『be from ~』を使って表すとしたら『a kid』をなくして以下のようにするといいでしょう。
I’m from Brooklyn.
訳:僕はブルックリン出身だ
最後に
今回はここまでです。スティーブはこの『ブルックリン出身』というのをよく言うんですよね。ここの日本語字幕では『ブルックリン出身』が訳されていなくて、ちょっと残念でした。
『make O C:OをCにする』という第5文型(SVOC)の文はよく見かけることになるので、ぜひ覚えておきましょう。
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参照:キャプテン・アメリカ/ザ・ファースト・アベンジャー
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(参照2024/04/05)
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