第1004回.マーベル映画のセリフで『SVO+不定詞』と『使役動詞+O+原形不定詞』
映画『ドクター・ストレンジ』(2017年)より
原題『Doctor Strange』
問題
スティーヴン・ストレンジ / ドクター・ストレンジ(ベネディクト・カンバーバッチ)
You want me __ up my perfect record?
字幕:私の経歴に傷がつく
訳 :君は私の完璧な記録を台無しにしたいのか?
__に入るのはどちらでしょう?
①screw
②to screw
映画のシーン
映画:ドクター・ストレンジ
シーン:ストレンジが講演会に向かいながら、手術を予定している患者について電話で話しているシーンです。この頃のストレンジはプライドが高く自分の経歴に傷をつけたくないのか、手術する患者を選り好んでいたようですね。
答え
正解は②to screwです!
スティーヴン・ストレンジ / ドクター・ストレンジ
You want me to screw up my perfect record?
字幕:私の経歴に傷がつく
訳 :君は私の完璧な記録を台無しにしたいのか?
詳しい英語の解説
SVO+不定詞
want O to do
意味:Oに~してほしい
『want O to do(不定詞)』の形で『Oに~してほしい』という文を作れます。
今回のセリフでは動詞want、目的語と続いているので『to screw up ~』とto不定詞を続けます。
セリフを細かく分けると以下のようになります。
You want me to screw up my perfect record?
訳:君は私に完璧な記録を台無しにしてほしいのか?
S(主語):you
V(動詞):want
O(目的語):me
to do(不定詞句):to screw up my perfect record
『SVO+不定詞』の例
want以外にも『SVO+不定詞』の形で使える動詞があるので、一例を紹介します。
ask O to do:Oに~するように頼む
tell O to do:Oに~するように言う
allow O to do:Oが~することを許す
need O to do:Oに~してもらう必要がある
使役動詞+O+原形不定詞
let O do
意味:Oに~させる
letなどの使役動詞を使う場合は、目的語の後に不定詞(to do)ではなく原形不定詞(動詞の原形)を置きます。
それぞれの使役動詞には以下のようなニュアンスの違いがあります。
let O do:自由に~させる、~することを許可する
have O do:(当然のこととして)~させる、~してもらう
make O do:(強制的に)~させる
単語・熟語の解説
句動詞(スラング):screw up
意味:台無しにする、失敗する
最後に
今回はここまでです。この後、ストレンジはよそ見をしながら運転して事故を起こすことに…
want, tellなどの動詞と使役動詞はどちらも『動詞+目的語+不定詞』の形をとりますが、不定詞の部分が『to do』なのか『原形不定詞』なのかで異なります。似ている表現なのでtoの有無に注意しましょう。
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(参照2024/09/23)
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