第1106回.マーベル映画のセリフで『思いつく』という意味の熟語を解説
映画『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:リミックス』(2017年)より
原題『Guardians of the Galaxy Vol. 2』
問題
ピーター・クイル / スター・ロード(クリス・プラット)
I thought as hard as I could. It was all that I could come __ with.
字幕:ボールしか考えつかなかった
訳 :できる限り一生懸命考えたが それが俺が思いつける全てだった
__に入るのはどれでしょう?
①on
②in
③into
④up
答え
正解は④upです!
ピーター・クイル / スター・ロード(クリス・プラット)
I thought as hard as I could. It was all that I could come up with.
字幕:ボールしか考えつかなかった
訳 :できる限り一生懸命考えたが それが俺が思いつける全てだった
詳しい英語の解説
句動詞:come up with ~
意味:~を思いつく、~を考え出す
『計画やアイデアなどを思いつく』という意味の句動詞(群動詞)です。この後には目的語が置かれます。
セリフでは関係代名詞thatが目的語になっており、そのthatは関係詞節の先頭に置かれています。そのため前置詞withが文末に残る形になっています。
It was all that I could come up with.
訳:それが俺が思いつける全てだった
関係代名詞(目的格)
関係代名詞節:that I could come up with
意味:私が思いつける
関係代名詞節『that I could come up with』が先行詞の『all』を修飾しています。
It was all that I could come up with.
訳:それが俺が思いつける全てだった
主節と関係代名詞節の英文を元に戻すと、それぞれ以下のような文になります。
主節:It was all.
訳:それが全てだった
関係代名詞節:I could come up with it.
訳:私はそれを思いつくことができた
主節の『all』と関係代名詞節の『it』が共通した語となっています。
原級比較(同等比較)
as ~ as …
意味:…と同じくらい~だ
as ~ as possible
as ~ as S can(could)
意味:できるだけ~、できる限り~
『~』の部分には形容詞・副詞の原級が置かれ、2つの人や物事が『同じくらいの性質・程度』であることを表します。
『できるだけ~』という意味を表す場合は『as ~ as …』の後に『possible』または『主語+can』を置きます。
過去の文の場合はcanがcouldになります。セリフでは『as ~ as S could』が使われています。
I thought as hard as I could.
訳:できる限り一生懸命考えたが
最後に
今回はここまでです。『come up with』は中学英語・英検3級程度の熟語になります。学生はぜひ覚えておきたいですね。
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参照:ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:リミックス
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(参照2025/02/18)
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