第883回.マーベル映画のセリフで『疑問詞+the hell』を解説
映画『キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー』(2014年)より
原題『Captain America: The Winter Soldier』
問題
スティーブ・ロジャース / キャプテン・アメリカ(クリス・エヴァンス)
Bucky?
字幕:バッキー?
バッキー・バーンズ / ウィンター・ソルジャー(セバスチャン・スタン)
__ the hell is Bucky?
字幕:それは誰だ?
訳 :バッキーとはいったい誰だ?
__に入るのはどれでしょう?
①What
②Who
③Whose
映画のシーン
映画:キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー
シーン:キャプテン・アメリカとウィンター・ソルジャーの格闘戦のシーンです。戦いの最中にウィンター・ソルジャーのマスクが外れ、素顔を見たスティーブが『バッキー?』と問いかけますが、ウィンター・ソルジャーは『それは誰だ?』と返します。
答え
正解は②Whoです!
バッキー・バーンズ / ウィンター・ソルジャー
Who the hell is Bucky?
字幕:それは誰だ?
訳 :バッキーとはいったい誰だ?
詳しい英語の解説
疑問詞(代名詞):who
意味:誰
代名詞(名詞)であり、主語や補語などを尋ねます。
疑問詞(代名詞):whose
意味:誰の、誰のもの
whoの所有格・所有代名詞の役割を果たします。
疑問詞(代名詞・形容詞):what
意味:何、何の
代名詞として主語や補語、目的語などを尋ねます。
また形容詞として『what color, what food』のように名詞を修飾します。
それぞれの疑問詞の意味はもちろん、品詞も覚えておきましょう。
スラング:(the) hell
ニュアンス:強調
hellは直訳すると『地獄』という意味ですが、スラングとして使う場合は文を強調し、話し手の驚き・怒り・動揺などの感情を表すことができます。
hellを使わない通常の文と比べてみると…
通常:Who is Bucky?(バッキーとは誰だ?)
強調:Who the hell is Bucky?(バッキーとはいったい誰だ?)
このようにhellを使った方が動揺している感じを表すことができます。
疑問詞+the hell
『who the hell』以外にも『疑問詞+the hell』で強調した疑問文を作れます。
what the hell:いったい何なんだ?
where the hell:いったいどこなんだ?
when the hell:いったいいつなんだ?
how the hell:いったいどうやって?
特に『what the hell』は『マジかよ!』のようなニュアンスでよく使われます。チャットやSNSでは『wth』と省略されることもあります。
さらにちょっと下品になりますが『what the fuck』という言い方もあります。
最後に
今回はここまでです。ここの盾やナイフを使った肉弾戦のアクションシーンがめちゃくちゃカッコよかったですよね!MCUの中でも屈指のアクションシーンだと思います。
『who the hell』や『what the hell』のようなhellを使った強調の表現は映画のセリフでよく使われているので、ぜひ探してみてください。
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参照:キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー
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(参照2024/04/06)
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